出版社内容情報
インターネット、政治家、ヘイト…様々な「反知性主義」が巷に氾濫する現在、日本人が読むべき書、あるべき姿について考える。
「反知性主義」という言葉は、もともとアメリカ史において、権威主義的な知識偏重への抵抗を標榜して使われた言葉だが、ひるがえって現代日本では、インターネットばかりではなく、マスメディアや政治家に至るまで、論敵(あるいは外国)を脊髄反射的に切り捨てるようなヒステリックな言説や人を指し、批判するキーワードとなっている。
内外を席巻する不毛な対立を乗り越えるために必要な、真の教養とは何か。戦後七十年の今、冷静に日本と日本人を省察するために必読と思われる書を、現代日本を代表する叡智が世に問いかける。
安藤礼二;宇野常寛;石井洋二郎;内田樹;片山杜秀;萱野稔人;呉座勇一;小林康夫;齋藤孝;白井聡;巽孝之;成毛眞;原武史;開沼博;福嶋亮大;船曳建夫;辺見庸;三浦瑠麗;山内昌之;若松英輔;池内恵;石川九楊;上野千鶴子;大澤真幸;岡?ア乾二郎;金子勝;苅部直;呉智英;斎藤環;佐々木敦;関川夏央;橘玲;中条省平;野崎歓;浜崎洋介;半藤一利;福岡伸一;松本卓也;御厨貴;都甲幸治;森本あんり;山折哲雄;四方田犬彦;渡部直己;天沢退二郎;荒井献;石原千秋;片瀬久美子;加藤典洋;加藤尚武;熊野純彦;小林敏明;澤田直;島田裕巳;島田雅彦;鈴木道彦;須田桃子;土屋賢二;中島義道;仲正昌樹;橋爪大三郎;安田浩一;矢野久美子;芳川泰久
内容説明
巷に溢れる憎しみと恐怖を乗り越えるために、いま、本当に必要な「知性」とは?現代日本を代表する叡智70人が世に問う、必読、最強のブックガイド。
目次
天沢退二郎 宮沢賢治全集 宮沢賢治
荒井献 新約聖書 新約聖書翻訳委員会訳
安藤礼二 神秘哲学 井筒俊彦
池内恵 日亜対訳クルアーン 中田考監修
石井洋二郎 春と修羅 宮沢賢治
石川九楊 日本国憲法
石原千秋 未来の社会学 若林幹夫
上野千鶴子 戦後思想の名著50 岩崎稔・上野千鶴子・成田龍一編
内田樹 ある明治人の記録 石光真人編著
宇野常寛 ためらいの倫理学 内田樹
大澤真幸 「空気」の研究 山本七平
感想・レビュー
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