まったなし

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163902715
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

町名主を継いだ清十郎。女子に滅法もてるが嫁取りは難航するにつけ、親友の麻之助、吉五郎は世話を焼くが、そこから新たな事件が…。

NHK木曜時代劇「まんまこと」のシリーズ最新作!

江戸町名主の跡取り息子・麻之助が、幼なじみで町名主を継いでいる色男・清十郎と、堅物の同心・吉五郎とともに、さまざまな謎ともめ事の解決に挑む、大好評連作短篇シリーズの第5弾!
今回の密かなキーワードは実は「女難」。独身で嫁取りの話がひきもきらない清十郎ですが、いったいその理由は? 未だ妻を亡くした悲しみが癒えない麻之介、養子に入った家で年齢の離れた許婚のいる吉五郎、そして彼らの親友で大金持ちの金貸し丸三とその妾のお虎。いずれも清十郎の運命の人が現れることを願っているが、様々な障害や思わぬ事件に巻きこまれ……。

内容説明

町名主の跡取り・麻之助に「真真事」は見抜けるか!祭りのための寄進が今年に限って集まらないのは?(「まったなし」)。消えた子犬が発見された場所と火事の因果関係は?(「子犬と嫁と小火」)。大江戸とは思えぬ見知らぬ景色から帰る方法は?(「運命の出会い」)。幼い子供を悪名高い高利貸しに預けたのは一体なぜ?(「親には向かぬ」)。婚礼用の白無垢に染みを付けてしまったのは誰?(「縁、三つ」)。親友・清十郎の縁談が一向に進まなくなった理由は?(「昔から来た文」)。

著者等紹介

畠中恵[ハタケナカメグミ]
高知県生まれ。名古屋育ち。漫画家を経て、2001年『しゃばけ』で第十三回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

myunclek

121
しゃばけシリーズとはひと味違う町人話。いよいよ清十郎が嫁とり。のほほん幼馴染み三人組も、責任が双肩にかかります。最後の妻を選ぶくだりには、思わず目頭が熱くなりましたね。まんまことシリーズも良い味出てきました(^○^)2016/03/08

baba

97
お馴染みの面々が相変わらずの賑やかさです。麻之助がすかっり町名主跡取り息子らしくなり、清十郎も身をかためそうでめでたい事です。いつもながら女性陣が頼もしく読んでいて痛快、楽しい。それにしても麻乃助の顔がテレビの影響で変換してしまいます。2015/09/19

ぶんこ

88
清十郎さんが遂に嫁取り。 それこそ、待った無しでした。 町名主の女房にはお安さん以外考えられなかったので、安心しました。 つぎは麻之助さんの後妻さんですが、お由有さんとはなりませんでした。 続編ではお由有さんが小間物屋の女将さんになっているのでしょうか。 頼りなかった麻之助さんが大分しっかりしてきました。 相方の「ふに」がいい味だして助けてました。 「ふに」という名前いいですね。 気に入っちゃいました。 畠中さんの名付けセンスいいなぁ。2015/11/10

ちはや@灯れ松明の火

81
ふとこぼれるように呼びかける名は吹き散らされた花びら、時折かすかに疼く胸はほころぶ前に摘み取られたつぼみ。共に暮らしていきたい、ただそれだけの清い願いも押し寄せる波にさらわれてしまう。男ひとりに女がふたり、噂話が押す横車、白無垢に染みついた黒い妬み。子を案じる親心ゆえ、結ばんとする縁、断ち切ろうとする絆。ひたすらな想いも叶わない、必ず誰かが涙を流す。それでも呼びあう声は響きあう。探し求めていたひとはそこに待っている。やがて花の季節が終わっても、永く永く安らかに寄り添って支えあえるひとを、やっと見つけた。 2015/08/13

たんぽぽ

80
好いた人から同じように好かれるのは難しいね。お互いに想い合っていてもタイミングが合わなきゃしょうがない。何故今なの?どうして今じゃないの?はよくある話…。同じタイミングで同じように好き合った相手と添えるのはそれは幸せなことだ。条件を並べて自分に合っているかなんて二の次だ。清十郎にいい相手が見つかってよかった。次回からの展開に期待。 2015/08/24

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