出版社内容情報
最強のおばちゃん、中島ハルコが、男女の恋のもつれた糸をばっさばっさとぶった切る! 読めばきっと元気になれる超実用的恋愛小説。
「私、ハルコさんに会えてよかった。何だか元気出ました」
「でしょう? みんなそう言うのよね」
厚かましさ世界一! 痛快無比、無敵のヒロイン中島ハルコが、男と女の恋愛のもつれた糸を、ばっさばっさとぶった切る! 読むとためになる、元気になる、いい女になれる(?)、超実用的恋愛小説
内容説明
天下無敵のニューヒロイン誕生。厚かましさ世界一!痛快無比、無敵のヒロイン中島ハルコ(52歳)が、男と女の恋愛のもつれた糸を、ばっさばっさとぶった切る!読むとためになる、元気になる、いい女になれる(?)、超実用的恋愛小説。
著者等紹介
林真理子[ハヤシマリコ]
1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年エッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「みんなの秘密」で第32回吉川英治文学賞を受賞。現代小説、歴史小説、エッセイと、幅広い作風で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
361
すっかり「大御所」になっちゃって、、、と残念な気持ちで読み終わることの多かった、最近のマリコさんの作品。これは最高❗️『ルンルン』のころの、やんちゃだったマリコさんが活きてる!ふだんは我慢してるモロモロを、きっとハルコさんに言わせてるのね。「男性のトリセツ」とか、勉強になることも多いわぁ。続編も行くかな(笑)2018/04/05
starbro
215
昔の林真理子を想い出させるノリの良い連作小説で一気読みしました。柚木麻子のアッコさんシリーズの影響を受けている感じもしますが、カンレキの林真理子でも若々しく溌剌とした小説がまだ書けるんだなと思いました。2015/06/14
Yunemo
177
著者作品、「下流の宴」以来、久し振り。抱腹絶倒とまではいかなくとも、痛快無比との感じを持って、面白く読まさせていただいた。なかなかハルコ氏の発想は出てこない。まあ、だからこそ相談室として機能するのでしょうが。これだけ厚かましく、自己主張、自己陶酔できる、それでいて表立って恨まれない、人間として最上の生き方そのもの。ちゃんと裏の計算はし尽くしているようですが。一つの人間童話として楽しむためには、打って付けの書。ちょっと言い過ぎかも。2015/06/12
milk tea
126
強烈キャラのハルコ。同じパターンでやってくるお悩み相談。途中でもうお腹いっぱいになってくるのに、次の相談は何かなと待ち遠しくなる。友だちの友だちのぐらいの距離にいると楽しい存在かもしれない。2018/07/09
優花 🍯モグモグ
106
ドカドカと土足で人の心に入ってくる、ズケズケと思ったことを言う厚かましいオバサン。なのに何故か憎めないハルコさんは読んでいて清々しい。それに読んでいると、だんだんハルコさんに「活を入れて欲しい」と思ってしまいました。2016/08/07
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- 239 フェルテ 9