ラヴレターズ

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784163902579
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ラヴレターに熱き想いを! 壇蜜、吉本ばなな、橋本治、長塚京三、川上未映子、松尾スズキ、小池真理子、桐野夏生……感動の26通。

あなたは、ラブレターを書いたことがありますか?
作家、女優、画家、音楽家、タレント、映画監督など、26人が「恋」を書きました。
言葉の達人たちが綴った秘めた恋の行方は?
殺し文句がここにあります。


吉本ばなな 作家。一九六四年生まれ。
川上未映子 作家。一九七六年生まれ。
二階堂ふみ 女優。一九九四年生まれ。
西川美和 映画監督・作家。一九七四年生まれ。
壇蜜 タレント。一九八〇年生まれ。
小池真理子 作家。一九五二年生まれ。
横尾忠則 美術家・作家。一九三六年生まれ。
山本容子 銅版画家。一九五二年生まれ。
俵万智 歌人。一九六二年生まれ。
桐野夏生 作家。一九五一年生まれ。
小島慶子 タレント・エッセイスト。一九七二年生まれ。
姫野カオルコ 作家。一九五八年生まれ
山中千尋 ジャズピアニスト。一九七四年生まれ。
松尾スズキ 作家・演出家・俳優・脚本家・コラムニスト。一九六二年生まれ。
加藤千恵 歌人・作家。一九八三年生まれ。
松田青子 作家・翻訳家。一九七九年生まれ。
村田沙耶香 作家。一九七九年生まれ。
春風亭一之輔 落語家。一九七八年生まれ。
砂田麻美 映画監督・ドキュメンタリー作家。一九七八年生まれ。
中江有里 女優・作家。一九七三年生まれ。
島田雅彦 作家。一九六一年生まれ。
岩下尚史 作家・伝統文化評論家。一九六一年生まれ。
??樹のぶ子 作家。一九四六年生まれ。
皆川博子 作家。一九二九年生まれ。
橋本治 作家。一九四八年生まれ。
長塚京三 俳優。一九四五年生まれ。

内容説明

豪華執筆陣が恋を書いた。作家、女優、画家、音楽家、タレント、映画監督など全26通。殺し文句がここにある―

目次

いつかへのラブレター(吉本ばなな)
桔梗くんへ(川上未映子)
貴方と、(二階堂ふみ)
ラブレター(西川美和)
あなたの仕打ちへの「お返し」(壇蜜)
亡き猫のための恋文(小池真理子)
タダノリ君へ(横尾忠則)
7+2(山本容子)
心に墓を建てる(俵万智)
懐かしい伯父様へ(桐野夏生)〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風眠

98
ラブレターを書きたい相手は、あの人。今は遠く離れてしまったけれど、いつだって助けに来てくれた私のヒーロー。大切で、可愛くて、愛おしい、私の好きな人。風がびゅうと吹けば、この風に乗ってあの人飛ばされてこないかな、って思ったり、ぽっかりと空っぽな夜に、どうしても眠れなくて泣きたくなったり。そんな想いを、ラブレターに書いてみたい。書かないけどね。作家、芸術家、女優、タレント、映画監督などなど26人が、さまざまな人や、人でないものに宛てて書いたラブレター。女優の二階堂ふみのラブレターが今の私に似ていると思った。2016/04/24

かずー

82
作家、俳優、女優、画家、タレントなど総勢26名のラブレター。宛先も恋人、親、同級生、ペットなど人それぞれ。実在する人に向けたのかあるいは創作なのか。知らない作家について調べながら読んだためページ数の割りに読了まで時間がかかった。ラブレターを書くのは難しいと改めて思った。2020/10/19

fwhd8325

79
直接、ラヴレターを書いたことはありませんが、想いを込めて異性に手紙を書いたことはあります。ラヴレターに限らず、手紙は良いものです。どういう人選にせよ、素晴らしい方々のラヴレター集です。今だから言える心を綴った文章は、時間の距離が醸し出す魅力があります。進行形の文章は、その方の人柄が表れるようです。出す宛てのないラヴレターを書いてみようかしら。2016/11/12

ぶんこ

78
小池真理子さんのラブレターでは、藤田さんと離婚したのかと思わず検索しちゃいました。亡き猫へのラブレターを書きたい気持ちに共感。小島慶子さんの、若かりし自分へのラブレターにも共感。劣等感に凝り固まって不安だった若かりし自分へ、ラブレター書いて安心させたい。よく理解できないのもありましたが、短い文章に凝縮された思いは伝わりました。意外だったのが俵万智さんの文中の短歌。判りやすくて、短歌の良さを再認識でした。2016/10/02

ちゃちゃ

75
誰か(何か)を想い一心にふみを綴る。その濃密で甘やかで切ないひとときを少し覗かせていただいて、ちょっと、うふふな気分。文芸各界における著名な26人によるラブレターズ。村田沙耶香さんのコンビニ愛は本物で「貴方は私を人間にしてくれた」と熱い想いを綴る。中でも目にとまったのは皆川博子さんの恋文に引用された和歌、「君が行く道の長路(ながて)を繰り畳(たた)ね焼き亡ぼさむ天(あめ)の火もがも」身を焦がす恋は、万葉の昔から連綿と私たちとともにあった。胸にあふれる想いを夫とやり取りした頃を懐かしく思い出して読了した。2016/12/10

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