出版社内容情報
一人勝ちを続けてきたサムスンが危機に直面している。これまでの躍進の秘密と、??スマホ帝国?℃ク速の要因、深刻な後継者問題に迫る。
ソニー、パナソニックなど、日本を代表する家電メーカーが軒並み苦戦するなか、「一人勝ち」を続けてきたサムスンが岐路に立っている。
最大の懸案は、一気にサムスンを巨大企業に育て上げた二代目社長・李健熙氏が倒れ、一時は昏睡状態に陥るなど、経営の一線に戻るのがかなり厳しいい状況にあることだ。三代目となるはずの息子、在鎔氏の資質は未知数である。
また、スマホ事業では、安価な中国メーカーに押され気味で、中国市場では、シェア・トップの座を明け渡している。
サムスンの参謀本部である未来戦略室の実態。ヘッドハンティングの戦略。トヨタやキャノンの手法にいかに学んだか。世界最強といわれる人事制度。後継問題。今後の成長戦略――これらサムスンの武器と弱点について、元サムスン経済研究所専務の張相秀氏と、経済ジャーナリストの片山修氏が語り合う。
内容説明
なぜ絶頂から失速したのか?台頭する中国に反撃できるのか?三代目・後継者問題は?巨大企業の実像をすべて語った!
目次
第1章 ポスト李健煕に死角はないのか
第2章 サムスンのコーポレート・ガバナンス
第3章 なぜ人材を引き抜くのか
第4章 日本と同様「失われた10年」があった
第5章 なぜサムスンは勝ったか
第6章 秘密は最強人事制度にあり
第7章 「地域専門家制度」の神話と現実
第8章 サムスンは社員を幸福にするか
第9章 スマホ事業の黄昏
著者等紹介
張相秀[チャンサンスウ]
1955年韓国生まれ。慶応義塾大学経済学修士、同商学博士。サムスン経済研究所の専務(人事組織室長)などを経て、亜細亜大学特任教授。韓国では延世大学客員教授、成均館大学招聘教授、韓国人的資源開発学会会長、韓国人事管理学会副会長、韓国雇用労使関係学会副会長、中央政府政策委員会委員などを歴任
片山修[カタヤマオサム]
名古屋市生まれ。経済ジャーナリスト、経営評論家。2001年~2011年、学習院女子大学客員教授として教壇に立つ。経済、経営、政治など幅広いテーマを手掛け、『文藝春秋』『中央公論』『Voice』『潮』など、多数の雑誌に論文を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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