ハリウッドと日本をつなぐ

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163901329
  • NDC分類 778.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

渡辺謙や菊地凛子を抜擢し、NHK朝ドラの米国人ヒロインも発掘したキャスティング・ディレクターが教える、ハリウッドの舞台裏!

著者は、日本人のキャスティング・ディレクターとして、「ラスト・サムライ」「SAYURI」「バベル」「47 RONIN」など錚々たるハリウッド映画に参加。渡辺謙や菊地凛子、桃井かおりなどを抜擢し、国際俳優として飛躍するきっかけをつくった。俳優の演技力、スター性、潜在能力を見抜き、役柄にあった人材を発掘するキャスティング・ディレクターは、日本ではあまり知られていないが、米国では映画づくりのきわめて重要なスタッフとして認識されている。著者は日本人としてただ一人の全米キャスティング協会のメンバーであり、キャスティング力はもとより、俳優への語学や演技面での指導も担当、その手腕が高く評価されている。本書では、「ハリウッドで通用する役者、通用しない役者の違い」「オーディションでどこを見ているか」など、実際のキャスティングの舞台裏を紹介。知られざるハリウッド映画の制作秘話をたっぷり盛り込む。

また、外交官の娘に生まれ、少女時代をカナダで過ごし、ニューヨークで演劇を勉強、帰国後に演出家・作詞家として活躍する、希有な生い立ちも紹介。世界に通用する俳優の育成を目指してアップス・アカデミーを設立、別所哲也、川平慈英、藤田朋子、今井雅之、オダギリ・ジョーなどを育ててきた。近年では、プロデューサーとして「終戦のエンペラー」を2013年に制作し、2014年にはNHK朝ドラ「マッサン」のヒロインであるシャーロット・ケイト・フォックスを発掘。文字通り「ハリウッドと日本の架け橋」として歩んできた軌跡も詳述する。

内容説明

渡辺謙や菊地凛子をハリウッド映画にキャスティングし、連続テレビ小説の外国人ヒロイン候補探しにも協力したキャスティング・ディレクターが教える、知られざるアメリカ映画界の舞台裏。作詞家、演出家、映画監督、プロデューサーとして、八面六臂の活躍をしてきた激動の半生も初公開!

目次

プロローグ 終わりのない旅
第1章 キャスティング・ディレクターという仕事
第2章 キャスティングの舞台裏
第3章 つながっていく人生
第4章 英語なんて怖くない
第5章 世界に通用する作品と俳優を
第6章 ハリウッド映画をつくる
第7章 広がる仕事
エピローグ 真実の瞬間

著者等紹介

奈良橋陽子[ナラハシヨウコ]
1947年生まれ。キャスティング・ディレクター、演出家。外交官だった父親の仕事に伴い5歳からカナダで過ごし、16歳で帰国。大学卒業後渡米し、ニューヨークの演劇専門学校で学ぶ。帰国後、作詞家としてゴダイゴの一連のヒット曲を手がける。その後、『ヘアー』『Dream of Passion』などを演出、特攻隊をテーマにした『The Winds of God』は1995年に国連で上演され、映画化の際は監督を務めた。近年は日本・アジア圏のキャスティング・ディレクターとして多数のハリウッド映画に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

junichi2216

4
奈良橋さんの肩書きはキャスティング・ディレクター。「マッサン」のシャーロット ・ケイト・フォックス、「ラスト・サムライ」の渡辺謙を選んだ人。役と役者がぴったり合ったとき、特別な化学反応が起こる。それがラストサムライの渡辺謙だった。演技では自分の人生を使わなければならない。日本人は安定を選びすぎ。私は人が安定しているとその絨毯を取りたくなる。安定を求めると人は小さくなる。(一部は講演を聞いたときの内容)2015/06/14

たくのみ

3
ゴダイゴの歌の作詞家として知っていた奈良橋陽子さん。現在はハリウッド映画に登場する日本人をキャスティングするという仕事がメイン。「バベル」の菊池倫子さんをはじめ、渡辺謙さん、柴咲コウさんらをハリウッドに紹介。最近では『マッサン』の女優さんを発掘したのも奈良橋さんだった。作詞家、英会話番組の講師、俳優養成所主宰、映画監督、プロデューサー、俳優、何でもこなし、アカデミー賞のスピーチ原稿の英訳までする。マルチな活動とはまさにこういうことですね。2016/09/16

Tan Tan

2
キャスティングディレクターとして活躍する奈良橋陽子さんのこれまでの軌跡が書かれた書籍。 これから海外で活躍したい俳優に必要なヒントも書かれているのでこの本に巡り合ってよかったと思いました。2017/10/20

むらむら

1
奈良橋さんの人柄がよく出ていて、日本とハリウッドをつなぐ情熱に打たれました。

パトリック

1
ぼくらの世代で奈良橋陽子と言えば、「英会話の先生」「ゴダイゴの歌の英語の作詞」というイメージだが。最近は映画等のキャスティング・ディレクターとしての活躍が著しい。自伝的要素を含みつつ、英語をどうマスターするか、アメリカでの俳優のあり方などを語った本。日本人で同様の仕事をしている人は少なく、興味深い部分が多い。2019/05/10

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