出版社内容情報
3・11直後、自らの命を犠牲にして防災無線で避難を呼びかけ続けた南三陸町の遠藤未希さん。その母が初めて心情を明かした手記。
「急いで高台へ避難してください」
東日本大震災の時、遠藤未希さん(南三陸町職員)は
最後まで放送で呼びかけ続け、津波にのまれてしまいました。
本書は、彼女の母・美恵子さんの手記です。
未希さんの勇気ある行動は「命の呼びかけ」と称賛されました。
しかし、その一方で美恵子さんは喪失感に苛まれ続けます。
ある日、未希さんの遺品を整理していると、一通の手紙をみつけました。
そこに書かれていた一文に勇気づけられ、美恵子さんは決心したのです。
娘の遺志を語り継ぐために、民宿「未希の家」を作ろうと――。
最愛の娘を失った絶望感にたびたび襲われながらも、
母親として魂を再生させていく物語です。
[目次]
序 章 命の呼びかけ
第1章 手がかりを探して
第2章 見られなかった花嫁姿
第3章 「最期の声」を聞きたい
第4章 防災対策庁舎の解体
第5章 未希からの手紙
第6章 あなたの名前を叫びたい
終 章 亡き娘と共に生きる
内容説明
「急いで高台に避難してください」2011年3月11日津波を前に彼女は呼びかけ続けた。母の手記。
目次
序章 命の呼びかけ
第1章 手がかりを探して
第2章 見られなかった花嫁姿
第3章 「最期の声」を聞きたい
第4章 防災対策庁舎の解体
第5章 未希からの手紙
第6章 あなたの名前を叫びたい
終章 亡き娘と共に生きる
著者等紹介
遠藤美恵子[エンドウミエコ]
1958年宮城県生まれ。東日本大震災に際し、防災対策庁舎から避難を呼びかけた遠藤未希さん(南三陸町危機管理課職員)の母。娘を亡くした喪失感に悩ませられながらも、ストレスケアの資格を取得。津波の恐ろしさを語り継ぐために、2014年7月に民宿「未希の家」をオープンした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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