出版社内容情報
命がけで恋愛、恨みで怨霊化、忠義のためなら、わが子も犠牲に! 歌舞伎に出てくるぶっ飛んだ女性たちをディープに語るエッセイ集。
歌舞伎の女は、こんなにアツい!!
初めての男が忘れられず、遊女に身を落とすお姫様。「桜姫東文章 さくらひめあずまぶんしょう」
主君の子を守るために、息子を身代わりにする乳母。「伽羅先代萩 めいぼくせんだいはぎ」
親のために吉原に身を売ろうとする町娘。「文七元結 ぶんしちもっとい」
――歌舞伎の演目に出てくるのは、人生に必死な女ばかり。
彼女たちの気持ちに思いを馳せれば、もっともっと歌舞伎の世界が身近に感じられます。
興味はあるけど、難しそう……歌舞伎にそんなイメージを持っている人も、
これを読めば劇場に駆け込まずにはいられない!
単なる解説には終わらない、いちばん楽しい歌舞伎論です。
内容説明
初めての男が忘れられず、遊女に身を落とすお姫様「桜姫東文章」。主君の子を守るために、息子を身代わりにする乳母「伽羅先代萩」。ほかの男に嫁ぐくらいなら死を選ぶ深窓の令嬢「妹背山婦女庭訓」。親のために吉原に身を売ろうとする町娘「文七元結」。突き抜けた愛、燃え盛る恨み、常軌を逸した忠誠心―歌舞伎の女は、みんな必死。
目次
嫉妬する女
身を落とす女
運の悪い女
女じゃなかった女
無理する女
罪な女
化ける女
リードする女
かくしゃくとした女
突っ走る女
男まさりな女
エロい女
いじめられる女
子を持つ女
笑う女
操を立てる女
義理を立てる女
だめんず好きな女
親思いの女
追う女
著者等紹介
酒井順子[サカイジュンコ]
1966年、東京生まれ。エッセイスト。高校生の時から雑誌にコラムを書き始める。立教大学卒業後、広告代理店に三年間勤務し、フリーに。世相を的確にとらえるクールでシビアな視点が人気を集める。2004年、『負け犬の遠吠え』で第四回婦人公論文芸賞、第二十回講談社エッセイ賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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