十津川警部シリーズ
東京‐神戸2時間50分 そして誰もいなくなる―十津川警部シリーズ

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784163900506
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

製菓メーカーが主催したクイズ大会の参加者の脱落に疑問を抱く、元・刑事の橋本豊。容疑者を探りはじめた十津川警部にも危機が迫る。

「7人のクイズ王者たちはどこへ消えたのか!?」
製菓メーカーが主催したクイズ大会に参加したものの、優勝候補者たちの不自然な脱落に疑問を抱く元・刑事で私立探偵の橋本豊。その事件を探りはじめた十津川警部にも危機が迫る――人気シリーズ最新作は、東京駅から神戸、有馬、そして豪華クルーザーで洋上へと、息をつかせないノンストップミステリである。さらに読みどころは、
?@国民的ヒーロー・十津川警部の危機?
1973年「赤いクルーザー」にはじまり、40年以上にわたって続く十津川警部の人気。高橋秀樹、渡瀬恒彦ら主演のテレビドラマも高視聴率を保ち作品は50作を超えた。今回事件解決に奔走する十津川は自らの危険を顧みず、かつての部下を救うため奔走するが、予想もしなかった人物が犯人として浮上し……果たして無事に事件解決なるか? 行方不明となった人物たちの安否は? 最後まで予想もつかない展開で驚愕のラストを迎える。
?A話題の最新スポットが続々登場!
リニューアルしたばかりの東京駅にはじまり、人気観光地の神戸港、有馬温泉、最後は『赤い帆船』以来となる海上、しかも密室のクルーザーと進む。80歳を超えた現在でも著者が徹底した現地取材を行い、丹念な資料リサーチに裏打ちされた事件現場は臨場感たっぷり。本書を片手に東京駅へ足を運べば、また巨大な駅の別の姿も浮かび上がってくる。
?B前代未聞のクイズ付きエンタメ小説
物語は私立探偵で元十津川の部下だった、橋本豊がTVのクイズ番組で優勝したところからはじまる。そこで何と小説内にも難問クイズが登場! 東京駅クイズ、神戸クイズ、忠臣蔵クイズ……と、回答も当該章の末尾に載せており、こちらもひとつの楽しみだ。

内容説明

高額賞金を賭けてクイズに挑む男女7人に仕掛けられた罠―十津川は自らの危険を顧みず、かつての部下を救うため奔走するが、予想もしなかった犯人が浮上し―。舞台はリニューアル後の東京駅から、人気観光地の神戸港、有馬温泉、最後は密室クルーザーと進む。小説内にも難問クイズが登場!鉄道ファンならずとも覚えておきたい東京駅クイズ、洒落た港町・神戸クイズ、お馴染み忠臣蔵クイズ…前代未聞のクイズ付き長編ミステリー。

著者等紹介

西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。1963年「歪んだ朝」で第2回オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。65年「天使の傷痕」で第11回江戸川乱歩賞受賞、81年に「終着駅殺人事件」で第34回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。大ベストセラーの「寝台特急殺人事件」をはじめ、鉄道をモチーフにしたトラベル・ミステリー隆盛の立役者となる。2001年に神奈川県湯河原町に「西村京太郎記念館」を開館。04年第8回日本ミステリー文学大賞を、10年には第45回長谷川伸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

二分五厘

14
完全にタイトル読みです、はい。だって『そして誰も……』ですよ、期待したいでしょー。西村京太郎の傑作何冊も知ってるし。何々?橋本さんが退職してから三年?いやいや『北帰行殺人事件』って確か青函連絡船出てたよね…。一千万の賞金をかけたクイズ旅行、参加者が次々に脱落し、そして行方を絶つ。魅力的な導入部、不審な脱落者と主催者、唐突な容疑者(誰だよ突然、しかも夢告げって)、盛り下がる山場、何だかなぁな動機、悪い意味で裏切られる結末。十津川警部、いつからキャラ変わったんだろう。2016/02/27

Tac

3
最初の方は面白かったけれども、十津川警部が出てきたあたりから、いつものパターンになってしまった…。後半の話は、前半とほとんど関係ない展開のように思える。途中に出てきたクイズの方が楽しめました。2015/02/08

たかひー

2
★★ クイズを入れるなど面白い試みではあるが、上手く言っているとは言い難い。犯人に至るまでに推理もなく殆どカンに近く、犯行動機も弱く、ラストもあっさりと解決。いまいち。2016/01/22

きみさん

2
 西村京太郎さん、本で(活字で)読むと、TVとは違うね。やっぱり。そう、感情移入の度合いが、質・量共に。 作中に登場する「難問クイズ」は、さすがに著者の取材力・構成力が発揮されていて、興味深く感じた。 お盆休みの就寝前読書、楽しませていただきました。2014/08/17

コマンドー者

1
2014年発表の十津川もの。クイズ大会実施中に参加者が次々に消えていく・・・というクリスティのそして誰もいなくなったを下敷きにした展開だが、後半からは何とも脱力ものの強引な展開である。劇中にクイズが出てくるのがお楽しみだが、単なる雑学クイズが10問くらい出てくるだけという脱力ぶりがいい味を出している。後、連載作品だったためか、章はじめに、前章と同じ事が何回も書かれている部分が多い。分かってるっちゅうに!ある意味珍作。まあ、21世紀に入ってからの十津川ものは珍作しかないとも言えるが・・・。2022/06/28

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