直木賞受賞エッセイ集成

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  • サイズ B6判/ページ数 410p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163900452
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ほろりあり、笑いあり、しみじみと沁みてくるものあり――二十一世紀の直木賞受賞作家は、キャリアの結節点で何を書き、語ったのか。

来たる平成二十六年一月の選考で第150回を迎える直木賞。二十一世紀初の受賞者は、第124回の重松清、山本文緒の両氏でした。本書は、この回から第150回までの三十四名の人気作家と新受賞者の受賞エッセイをまとめた一冊。『オール讀物』の直木賞掲載号のエッセイもしくはロングインタビューに加えて、奥田英朗氏のみ書きおろし随筆が入ります。それぞれのエッセイが多くの作家のキャリアの結節点を記している面白さはもとより、エンターテイメント小説界のひとつの大きな潮流をつぶさに感じとれる内容になっています。

内容説明

二十一世紀直木賞の歩みを示す一冊。受賞直後「オール讀物」に掲載されたロングエッセイ・インタビューを収録。

目次

愛憎のイナズマ(山本文緒)
「早稲田文学」のこと(重松清)
母親の顔(藤田宜永)
今までも、これからも(唯川恵)
もうひとつの『あかね空』(山本一力)
残したい情景、残したくない自分(乙川優三郎)
人には“幸福とは呼べぬ幸せ”を選ぶ自由がある(村山由佳)
一九九六年四月、牡羊座の運勢は(石田衣良)
恋愛は無敵だと書きたい私としては(江國香織)
やっぱり、日本的なものが好きなんです(京極夏彦)〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiro

125
第150回までの21世紀に誕生した直木賞作家36人(うち11人の受賞作は既読だった)の受賞(自伝)エッセイとインタビュー。受賞後に新たな人情を肌身に感じたという山本一力さんのエッセイ、よそ行き仕様だけれとも、こんなところでもしをんさんらしいエッセイ、いつもの小説のように比喩を多く使った朝井さんのエッセイと、みなさんの特徴がでていて、やはりインタビューよりエッセイの方が断然良かった。直木賞を受賞するまでの、それぞれの方の努力・苦労を知り、できるだけ多くの受賞作を読みたくなった。第151回の発表が楽しみだ。2014/07/01

おいしゃん

100
とにかく豪華!読書好きにとって、こんなお買い得なエッセイがあっていいものか。2001年から現在までの、直木賞作者が綴る、受賞にまつわるエッセイ集。小説家など考えもせず、書くことくらいしかできなかったからという作家もいれば、書くことの原動力は憎い父親です、と言って憚らない作家がやたら多いのにも驚き。全体的に回顧録形式ではあるものの、朝井リョウや三浦しをんはやはり我が道をゆく文章で、これまた面白い。お腹いっぱいの一冊でした。2015/03/19

けい

68
直木賞を受賞された作家の方々の受賞エッセイやインタビューなどがまとめられた作品。第124回から第150回まで延べ36人の作家さんが登場しています。自伝エッセイにおいては、赤裸々に書かれている方(作家さんなのでそれ風に書かれている可能性もありますが)少し抑え気味の方と個性も色々、人となりもうかがえて楽しんで読みました。でもやっぱり、このレベルの作家さんにとっても「直木賞」特別な賞なんですね。2014/07/19

みかん🍊

64
直木賞受賞者36名のエッセイとインタビュー記事、どうしても好きな作家さんはじっくり、余り知らない方はサラッと流してしまいます、まだまだ読んでいない作家さん沢山います、これを読んで小説の方も読んでみたいと思う方も沢山いました。朝井リョウさんの作品はエッセイというより1編の短編小説を読んでいるようでした、三浦しをんさん、他の方々は真面目に生い立ちや小説を書くきっかけ的なエッセイで、このお堅いエッセイ集の中、しをん節満載のエッセイ。2014/06/11

リズ

62
作家ごとの、個性が出ていてますます、直木賞への憧れを感じた。作家の方の人生は、紆余曲折しており、人知れぬ苦労もあった。人生において、どうにもならに苦労があるが、それをバネにし作家としての書く意欲に変化させていったあたりが、生い立ちからうかがえた。非常に楽しめた一冊。2014/11/02

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