泣き虫弱虫諸葛孔明〈第3部〉

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  • サイズ B6判/ページ数 459p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163814803
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

長坂坡で曹操に大敗した劉備は辛くも逃げのびた。赤壁での新たな戦いに孔明が講じた策は? 抱腹絶倒の孔明像を描くシリーズ第三弾。

長坂坡の戦いで魏の曹操に大敗するも、辛くも関羽や張飛らとともに逃げのびた劉備玄徳。蜀軍と行動をともにした呉の魯粛は、同盟締結のために孔明を呉に連れ帰った。厭戦気運が高まっていた呉だったが、孔明の得意(特異?)な弁舌により厭戦派は抑えられ、呉は蜀とともに魏軍と決戦することに。やがて迎えた赤壁の戦いで、孔明は勝利の決め手となった東南の風を呼ぶことに成功する――。しかし勝利のかたわら、孔明の変態的ないかがわしさに殺意を抱いた呉の周喩はその身柄を拘束しようと図る。果たして孔明は無事脱出できるのか? かつてない孔明像を描いて人気のシリーズ第三弾は、『三国志』中最大の決戦「赤壁の戦い」を描きます!

内容説明

劉備は長坂坡で曹操に大敗し、辛くも逃げのびた。「赤壁の戦い」に孔明が講じた策は?酒見『三国志』の第3弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mzo

34
いやー、酒見版三国志は相変わらず面白い。今回は赤壁~周瑜死去まで。ただ、重箱の隅に爆笑ツッコミ入れまくり(でストーリーが遅々として進まない)の第壱部・第弐部に比べ、この第参部は比較的ストーリーが軽快にすすんだかな。それでも赤壁前後だけで本1冊費やしてるけどね。それにしてもこの小説、一体どこまで引き延ばしつつ書いてくれるのか楽しみです。益州入りで1冊、荊州争奪戦で1冊、劉備死去で1冊、南蛮制圧で1冊、北伐で1冊、とか、長々と書いてくれると嬉しいなぁ。2012/08/29

punyupunyu

32
待ちに待った第三巻。三国志を独特のとらえ方で書き紡いでいる。相変わらず、酷薄で人間性を疑いたくなるような孔明でした。続きが楽しみ。それにしてもヤクザ一家である呉の人間が話している言葉は、広島弁?、小倉弁?。2012/10/03

Lesen

21
赤壁の戦い。第参部ともなるとパワーダウンしてきて、普通の三国志になってしまっている。第四部では、また切れ味が戻る事を期待します。2014/12/14

Ayumi Katayama

20
周瑜が死んだ。呉で一番の、いや三国志で一番の、いやいや世界で一番の美男子。周瑜、字は公瑾、人呼んで美周郎。勇気、才略、腕力、俠気、優しさといった美点をすべて具え、音楽を愛好する知的で典雅な美丈夫。目を閉じ、またゆっくりと開けばそれだけで花が開いたかのようであり、朝焼けに映えたその美しい立像に思わずため息をつく。もう登場することがかなわぬとは残念なことだ。2020/02/26

てふてふこ

18
赤壁の戦いから周瑜の死まで。魯粛は優れた人、との前評判に対してやはり凡人だし、呉に関しては元々印象薄かったが、酒見バージョンの広島弁は面白くて魅力増。贔屓の曹操と、もはや笑いの宝庫劉備軍団の登場が少ないのが残念。でも、オカルト兵陰陽家孔明の飄々とした立ち振舞い、魏延に「頭の形が悪い」と因縁付けるシーンは笑えました。2014/01/02

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