出版社内容情報
安房里見家の水軍にいる金丸強右衛門は、天下定まって後領地が半分に。暮らしのために海商として身を立てようと転身を考えるのだが。
内容説明
侍稼業を続けるか否か。安房里見百人衆の金丸強右衛門は主命に従い、船を繰り出し、小田原、京都、名護屋に東奔西走、なのに領地は減るばかり。これが我が家の関ヶ原。
著者等紹介
岩井三四二[イワイミヨジ]
1958年、岐阜県生まれ。一橋大学卒業後、電機メーカーに勤務。96年に「一所懸命」で第六十四回小説現代新人賞を受賞し、作家デビュー。98年「簒奪者」で第五回歴史群像大賞受賞。2003年「月ノ浦惣庄公事置書」で第十回松本清張賞、04年「村を助くは誰ぞ」で第二十八回歴史文学賞、08年「清祐、ただいま在庄」で第十四回中山義秀文学賞、それぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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