夜去り川

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163807003
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

黒船が来航し時代が変わろうとしている折、喜平次は仇討ちのために身分を隠し船渡しとなっていた。己の為すべきことはこれなのか。

内容説明

渡し舟の船頭に身をやつし―男の目的はいったい何なのか。黒船が来航し、武士としての誇りを失いかけた男が選んだ道とは。

著者等紹介

志水辰夫[シミズタツオ]
1936年、高知県生まれ。雑誌のライターなどを経て、81年、『飢えて狼』で小説家デビュー。86年、『背いて故郷』で日本推理作家協会賞、2001年、『きのうの空』で紫田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

baba

35
訳アリな武士が渡し船の船頭になり、村での平穏な日々が淡々と続き、作者は何を表現したかったのかと訝しく思っていた後半、主人公の置かれた境遇などがわかり、やっと物語は動き一気に結末に。読メさんで知ったシミタツさん他の作品の読んでみよう。2017/04/21

まど

30
久しぶりのシミタツ節。なんだかおしゃれになってる印象。志水さんの時代小説は初めてでしたが、やっぱり男の人がかっこいいです。2012/03/25

真理そら

28
訳あって渡し船の船頭をしている若い侍の成長物語。その訳を読者になかなか教えてもらえないので、村人と同じように「何か訳があるんだろうけど気持ちのいい若者だ」と思いながら読み進むことになる。登場する女性たちも魅力的だ。2018/06/20

きあら

20
身分を隠した喜平次は、上野国勢多で渡良瀬川の船渡しとなっていた。シミタツ節というよりも平坦なストーリーに淡々とした文章で進む展開に挫けそうになるけど、それでも不思議と惹きつけられる文章。志水さんの時代物は初めてだけど、味わい深かった。舞台はよく知った場所だけど、なかなかマニアックな場所で興味深かった。2023/03/02

としえ

18
著者初読み。表装がきれいで借りてみたが、うーん…ちょっと私には合わなかったかも。淡々とした文章と特に盛り上がりのない話に、何度かもう止めようかなと思いながら読んでいたせいか、人物に感情移入しにくくあまり魅力を感じなかった。すみえとの最後の会話の場面も「えーっ?」って感じだったし。ゆいいつ好きなのは、喜平次と正之助のやりとり。正之助が怪我をしたときや、葬式の後の会話もいい。2017/01/24

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