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レイジ

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163806303
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

孤高の礼二と世渡り上手な航。2人が初めて組んだバンドは成功を収めるが、それ以降互いに意識しつつも歩み寄れず、やがて……。

内容説明

音楽の才能は普通だが、世渡り上手なワタル。才能に恵まれるも、孤独に苦しみ続ける礼二。少年から大人へ―男たちのロック魂が交差する音楽青春エンターテインメント。

著者等紹介

誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年生まれ。学習院大学卒。2002年『ダークサイド・エンジェル紅鈴 妖の華』で、第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー。2003年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。『ストロベリーナイト』や『ジウ』(全3巻)で新しい警察小説の担い手として注目され、多くの読者を獲得する一方、高校生の女子剣道を題材にした「武士道」シリーズは映画化もされ、人気を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

130
【『ロック』の日】イベントにて知った作品で、誉田さんは結構久しぶりでした。イメージ的には越谷オサムさんの『階段途中~』を期待してましたが、ちょっと路線が違ってましたね。爽やか青春まっしぐらというワケではなく、むしろオトナのアンダーグランドな世界や雰囲気が作品にたちこめ、予想外にちょっとヘヴィな感じがしました。間違いなく面白い作品ではありましたが、なんだろう・・・何かが足りないというか、自分の中でピースがハマらなかったような気がします。きっと「レイジ」や「ワタル」のどちらにも感情移入できなかったからかなと。2016/06/26

ひめありす@灯れ松明の火

129
私には、音楽をする人ってよくわからない。でも、ロックが好きでバンドも好きで、音楽が好き。だから途中で曲を作る時の色々な閃きや失敗やノウハウがあって、何時も聞いている音楽がそんな風に出来ているのか、と音楽をいつもよりもっと聞きたくなりました。そしてきっと、今私が聞いている音楽はこの流れの二世代とか三世代後にあって、ライブハウスで鳴っていそうで鳴っていない新しさの音楽を探しているのかなあと思いました。20代の中頃なのかと思ったら、もう30代も終わりなんですね。あの日の続き。真空パックの青春を楽しみにしています2014/01/25

文庫フリーク@灯れ松明の火

106
表紙と著者が誉田さんなので熱いロックンロールを想像。予想に反して熱くはない。が、私の年代には懐かしい〔デュラン・デュラン〕〔カルチャー・クラブ〕〔 モトリー・クルー〕《ベストヒットUSA》《イカ天》《夢の途中 来生たかお》etc・・ 再生機能しか無いカセットテープのウォークマン。その高音質にびっくり&夢中になった世代には懐かしいネームがぞろぞろと。着地点が出来すぎに感じるのは69年生まれ、誉田さんの嗜好満開のせいかしら。後味さっぱり系・白の誉田さんでした。2011/09/15

ゆみねこ

99
才能はあるのに上手く人と関われないレイジと、そこそこの腕前ながら音楽に携わるワタル。同学年の彼らの生き方を通した青春音楽小説。武士道シリーズの音楽版のような感じでした。面白かったです。2015/07/22

みかん🍊

94
中学の文化祭でバンドを組み、その後解散したワタルとレイジの二人の視点で描かれた青春音楽小説、面白かった。中学以来別々に音楽をやって来た二人、音楽と真剣に向き合うばかりに不器用で上手く行かないレイジと流されるまま器用に生きるワタル、音楽で食べて行ける人はほんの一握り、殆どは上手くいかなかったり、たまたまデビュー出来ても消えていったり厳しい世界ですが、レイジの音楽がみんなに聴かれる様にと思わず応援しながら読み進めていきました。「誰にも聴かれたくない音楽なんてこの世に存在しないんだ」RAGEの曲聴いてみたい。2015/09/02

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