源内なかま講

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163804507
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

仲間の尽力でお上の怒りが解け、晴れて自由の身となった源内。埋蔵された高価な源内焼を探しに、春朗・蘭陽らと故郷讃岐へ旅立つ。

内容説明

二万両のお宝“源内焼”を掘り起こせ。平賀源内、春朗(葛飾北斎)、蘭陽がお宝目指して一路、讃岐へ。船幽霊も鬼もたぬきもなんのその、手に汗握る探索行の結末は!?「だましゑ」シリーズ第5弾。

著者等紹介

高橋克彦[タカハシカツヒコ]
昭和22(1947)年、岩手県盛岡市に生まれる。早稲田大学商学部卒業後、美術館勤務を経て、58年『写楽殺人事件』で第二十九回江戸川乱歩賞を受賞。その後、61年『総門谷』で第七回吉川英治文学新人賞、62年『北斎殺人事件』で第四十回日本推理作家協会賞、平成4(1992)年『緋い記憶』で第百六回直木賞、12年『火怨』で第三十四回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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としえ

24
だましゑ姉妹編。今回は、蘭陽編でちらっと出てきた源内の話。蘭陽に言いくるめられ、源内の故郷・讃岐に宝探しに行くことになった源内・春郎・蘭陽。道中あれやこれやと事件に巻き込まれるわ、新たな仲間も加わるわでますます賑やかに。源内が漏らした「どうも俺達には厄介ごとばかり付いて回る。これでは厄介講だ」の台詞がツボ。殆どの厄介事はあなた絡みでしょう!と突っ込みを入れたくなるが、事を大きくしているのは蘭陽だったりする。前作で大人しめだった蘭陽の調子が戻り、常識人の春郎とのやり取りが面白い。幽霊退治の「手長」が好き。2016/02/10

onasu

21
江戸は寛政期、虚実取り混ぜの仲間の活躍は、今回も楽しい。  定番(?)の蘭陽と春朗のコンビの手綱を、生きていた源内先生が握っての讃岐行き。発端は蘭陽が儲け話しに飛びついた、て案配で、幽霊騒ぎに、刺客騒動、香具師(やし)連中とのやり取りもありの、波乱の道中。  そんな中、市九(後の十返舎一九)、蘭陽の弟分に鬼若が新たに加わり、蔦屋に関わりのある御仁も勢揃い。その割に蔦屋さんは…。  そうとは知らずに読み始めたシリーズもの。読み易い綴りで、順不同に読んできたけど支障なし。また続編が出るのかな?2014/01/06

かずよ

21
市九と鬼若が仲間入り。まだまだ厄介な事が続きそう…でもそれが楽しそう。気の置けない仲間っていいなとこのシリーズを読むと感じます。2011/08/11

あすか

18
平賀源内先生も加わり、また賑やかになった!もう変人ばっかり(笑)蘭陽も無駄にしてたお店を料亭にする気になった。趣味のいい蘭陽のお店ならぜひ私も行きたい!!源内先生の故郷を訪ねる蘭陽、春朗、源内先生。旅に出会いは付き物で、そこもすごく楽しめた!!それにしても幽霊の扱い方、こなれてきたね(笑)2020/08/05

ひっと

13
しまった!シリーズ物だったか!シリーズ物を途中から読んだ時のこの仲間はずれ感。みんなは知っているのに自分だけは知らないようなこの疎外感。そして,嗚呼,自分ネタばれ。オウンゴールをしちまったような「俺の馬鹿ぁ」的自責感。平賀源内という人物はまったくノーマークでしたわ。このシリーズは遡ろう。 2014/08/31

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