出版社内容情報
抗がん剤の副作用による手足の痺れに耐えながら、登り続けた山。自らに降りかかった最大の危機をどう乗り越えていったかを綴る。
苦しいのに何故、山に登るのか?
辛いのに何故、病と闘わなければならないのか?
女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功したことで知られる田部井淳子さん。山の魅力について語ったら、彼女の右に出る者はいません。
その田部井さんが昨年の春、突然がんで余命三カ月、治療を受けても五年生存率が三割と宣告されます。
普通ならそこで落ち込むところですが、そこは国内外問わず数々の頂を制覇してきた登山家のこと。やはりただ者ではありません。週に一度の抗がん剤点滴の合間を縫って、山へと向かいます。薬の副作用で太ももが上がらず、自宅の階段を上ることさえ大変な状態だったにもかかわらず!
内容説明
余命三カ月!?抗がん剤の副作用で足がしびれ、自宅の階段を上ることさえままならない。だが、点滴の合間を縫って登山家は山へ向かった。
目次
第1章 山から学んだこと(大切なものを守るために;墜落と平常心;偏らずに見る;声が大きい人には気をつけろ;疲れている時はまちがえやすい ほか)
第2章 それでもわたしは山に登る(がんのはじまり;乳がんのこと;そうだ、騒ぐな、オタオタするな;山とシャンソンと抗がん剤;こんな山に登った ほか)
著者等紹介
田部井淳子[タベイジュンコ]
1939年、福島県三春町生まれ。登山家。世界初の女性エベレスト登頂者・世界初の女性七大陸最高峰登頂者。NPO法人日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト(HAT‐J)所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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