太平洋の試練〈下〉―真珠湾からミッドウェイまで

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  • サイズ B6判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163764306
  • NDC分類 391.27
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ニミッツは決断する
「情報力をもって戦力差をあえてひきうける」

真珠湾攻撃によって戦艦のほぼ全てを失った米国。
英国のZ艦隊も、日本の航空攻撃で壊滅、
圧倒的な戦力差で、正確な時刻表のように、
太平洋地域を、席巻する日本陸海軍
しかし、そのころハワイの秘密部隊が
着々と日本軍の暗号解読作業を進めていた。
圧倒的な戦力差を、情報力で覆すことはできるのか?

あなたが山本ならニミッツならどうしたか?
長期的戦略、瞬時の判断を考える教科書

内容説明

ニミッツは決断する。「情報力をもって戦力差をあえてひきうける」真珠湾攻撃によって戦艦のほぼ全てを失った米国。英国のZ艦隊も、日本の航空攻撃で壊滅。圧倒的な戦力差で、正確な時刻表のように、太平洋地域を、席巻する日本陸海軍。しかし、そのころハワイの秘密部隊が着々と日本軍の暗号解読作業を進めていた。圧倒的な戦力差を、情報力で覆すことはできるのか?あなたが山本ならニミッツならどうしたか?長期的戦略、瞬時の判断を考える教科書。

目次

第7章 ABDA司令部の崩壊
第8章 ドゥーリットル、奇跡の帝都攻撃
第9章 ハワイの秘密部隊
第10章 索敵の珊瑚海
第11章 米軍は知っている
第12章 決戦のミッドウェイ
終章 何が勝敗を分けたのか

著者等紹介

トール,イアン[トール,イアン] [Toll,Ian W.]
サンフランシスコ在住の海軍史家。2006年の『6隻のフリゲート艦アメリカ海軍の誕生』(ノートン社刊 未訳)で数々の賞を受賞してデビュー

村上和久[ムラカミカズヒサ]
1962年、札幌生まれ。早稲田大学文学部卒。海外ミステリの編集者をへて、翻訳家に。ミステリ以外に、軍事ものの翻訳をその豊富な知識から得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

256
アメリカ側からだが、先の第二次大戦の日米の主に海戦を扱った1冊。最後までミッドウェイ以降、空母数の違いが響いた印象。逆に現代世界最強の海軍を誇るアメリカが最後追い詰められたのが日米戦争だったのだなと思うと感慨深いものを感じる。そう思うと今の中国の海軍はまだまだだし、日本が本気で海軍を持てば世界がまた動く事をアメリカが抑えときたいのも、気持ちは分かる。2016/05/01

特盛

23
評価4/5。米国戦史家による太平洋戦争6部作の2部目。空母対空母のノーガードの殴り合いの珊瑚海海戦から日本の運命転換点となったミッドウェー海戦までの迫真の物語。偶々ブックオフで手にしたけど本当に読んで良かった。日米双方の指揮官から現場、戦術/戦略レベルまで多面的な視点で太平洋戦争の前半が描かれる。視点は両軍に対してかなりフェアな印象。珊瑚海での双方暗中模索の戦い、ミッドウェイ暗号解読の舞台裏は息を止めて読む。筆運びが素晴らしく出来事が繋がり流れとなる。ノンフィクションでありながら小説より手に汗握った2024/11/08

ロッキーのパパ

21
戦前の日本軍部に批判的な立場だけど、日本人としては結果は分かっていてもミッドウェーに至る描写は読んでいてつらい。でも、アメリカ人の読者はここまで来るとカタルシスを解消してすっきりするんだろうな。ただ、帯には「日本が勝ってきたとある」けど序盤から作戦ミスは結構多かったような気がする。それにしても、この地味なテーマで上下600ページを超える著作を読ませる力量はたいしたものだ。三部作の残りも楽しみ・・・でも、日本は負けてばかりじゃん・・・2013/08/25

かずお

11
★★★★☆ ミッドウェーまでは米国の危機的状況が続いたのがよくわかった。ただ、産業力に差がありすぎて、山本五十六の圧倒的勝利の後に講和する戦略以外になかったんだからミッドウェー決戦は必然。準備がグダグダなのは、勝利に慢心したせいかな?2016/08/17

ふぇるけん

11
当初は日本の連戦連勝が続いていた太平洋戦争。大きな転機となったミッドウェー海戦に至るまでのかけひきなどが、結果はわかっていながら臨場感あふれる記述で描かれていた。暗号解読に至るまでの必至の対応や、零戦との戦い方など、常に戦略的に作戦を積み上げてきた米国と対比して日本はそれまでの成功体験の呪縛から逃れられず、修正できずに最後は精神論に終始してしまった。その差があっても最後はやはり運の部分もあったように思う。2014/07/27

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