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出版社内容情報
「とつぜん休む」「職場にいる時だけうつ症状が出る」──若者に急増する病の現実と対策を徹底取材したNHKスペシャルを書籍化。
内容説明
職場でのメンタルに問題を抱えた社員の増加に歯止めをかけなければ、企業の存立はおろか、日本経済全体の活力が奪われかねない。日本を揺るがす人材の危機。「とつぜん休む」「職場でだけうつ症状が出る」企業の対策を徹底取材。
目次
プロローグ 全国に広がる“負のスパイラル”
第1章 疲弊する職場―2200社アンケートの衝撃
第2章 いま、職場で何が起こっているのか
第3章 “新型うつ”は病気か?怠けか?
第4章 “新型うつ”回復への道のり
第5章 企業が始めた「復職」への取り組み
終章 「私はこうして“新型うつ”を克服した」
おわりに 若者は「時代のカナリヤ」―現象が拡大する前に対策を
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュラフ
27
私自身はいまさら"新型うつ"になるような歳ではないが、娘や息子のことが心配だ。まだ学生であるが、社会に出てうまくやっていけるだろうか。プライドばかり高くて権利意識が強いように見える。いったん社会に出てしまえば親は子を守ってあげることはできない。世の中は厳しく、カネを稼ぐことはしんどい。娘や息子にはそんな社会の荒波に耐えて一人前に育ってほしい。だからテレビの動物番組で子の親離れの場面などを見ると目頭が熱くなる。紹介された二人の若者がプログラムによって自らの非の部分も悟ることで社会復帰していく姿に拍手したい。2016/08/28
壱萬参仟縁
12
新刊棚より拝借。複雑な現代の職場の人間関係。新種の病が出てきてもやむなし。他人のせいにする、というのは、ありがちなこと。しかし、開き直り、しらばっくれるのはどこかの経営者と同じであり、見苦しい。プライドは高い。評者も似ている人種なのかもしれない。気分が影響しているので、B型の人は誤診されかねない。親が子の進路を上げ膳据え膳しすぎると、発症してしまう事例(96ページ~)もあり、気の毒。親の責任は、子の精神の健康にとって、人生を左右するほどの影響を及ぼす、という重みがある。2013/06/17
かおる
6
うつの診断書を会社に提出し休職。なのに毎日をエンジョイしているブログをあげる?日常生活は楽しめるのに会社に行けなくなる…これが「新型うつ」。会社側では家庭訪問、管理職に対策のためのセミナーを開催、復帰のためのリワーク室づくり等、回復に必要な育て直しを行う。まさに「職場を襲う」のである。本書では、ストレスに耐性がなく未成熟な若者の増加に加え、企業側も経済不況で雇用環境が厳しく人材育成の余裕のない社会の現象だと捉える。全ての若者に該当する訳ではないのだから時代のせいばかりではないだろうとも思う。複雑な気持ち。2022/12/05
だだ
4
図書館で偶然目にして、興味があったので読んでみました。病気というよりは社会現象。「余裕」がなくなっているというのは実感します。新型うつを発症する人の特徴が、中学生の娘と同じ(笑)社会的に未熟ということですよね。職場で一から育てなおすかぁ。親としては責任を感じてしまいますね。2013/05/10
marua
3
傷病の重症度はさておき、結局、非正規は蚊帳の外だということ。2014/11/03