出版社内容情報
長年ずんずん調べ続けてわかったクリスマスの歴史とかVサイン普及の時期とか。役には立たない調査から、何となく日本が見えてくる?
ずんずん調べて17年。『週刊文春』の名物連載「ホリイのずんずん調査」は1995年から2011年までの長きにわたり、日本の様々なことを調べ続けてきました。どうでもいいようなこと、役に立たないようなことも、あえて大真面目に調べると意外といろいろな事実がわかるもの。大げさにいえば、この調査は、日本の失われた20年を調べること、でもあったのです。大げさですが。
そんな「誰も調べなかった謎」を調べに調べたうちから精選した100テーマを再構成したのが本書です。
エスカレーターで右に立つのは関西人ではなくて大阪人と兵庫人だけ。写真を撮られるときのVサインの起源は1967年、星一徹だ。ミステリーの本の「重量」は90年代に重くなり続けた。バブル経済は実際その最中には誰も「バブル」とは呼ばず、初めてそう呼ばれたのは1990年だ。初代ウルトラマンは地球滞在時間3分をきちんと守っていたが、ウルトラマンティガはわりとルーズで4分くらいいた。「OK牧場!」の由来を知っているかどうかの境目は1970年生まれだ。
どうでもいいようでいて、何となく日本の変わった部分・変わらない部分が浮き彫りになっているような気がしませんか。そうでもないですか。
他に類を見ない、独自調査の集大成。まさに天下の奇書が堂々の完成です。日本の文化・習慣・スポーツ・雰囲気の変遷が不思議とわかってくる、ホリイ調査の精華100本、ホリイの2013年コメントつきでボリュームたっぷり。一家に一冊、ぜひご常備ください。
内容説明
1995年から2011年。まさに「失われた20年」と呼ばれる時期に、『週刊文春』誌上で連載されていた伝説のコラム「ホリイのずんずん調査」。どうでもよさそうなことから意味ありげなことまで、他に誰もできない(というか、やらない)調査の積み重ねから100の「謎」をセレクトした集大成。飲み屋の小ネタによさげに見えて、実は日本の20年までもが浮かび上がってくる―(かも)。ネットでは検索できない秘密がここにある。
目次
食べてみるの章
外に出て調べるの章
一生懸命調べるの章
人に聞いてみるの章
スポーツを計るの章
テレビを数えるの章
ルーツを探るの章
歴史をひもとくの章
著者等紹介
堀井憲一郎[ホリイケンイチロウ]
1958年生まれ、京都府出身。コラムニスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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WATA
壱萬参仟縁
山田太郎
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