出版社内容情報
吉田健一、ヘミングウェイ、開高健、チャトウィン、大岡昇平……古今東西19人の作家たち。なぜ彼らはこれ程旅を愛し旅を記したのか。
内容説明
18人の旅びとたち。旅をせずにはいられない「歩く人びと」が書き残した、旅の本をめぐるエッセイ。
目次
宮本常一―歩かなければ見えないもの
内田百〓(けん)―用事がないから汽車に乗る
ブルース・チャトウィン―歩く人の神様
吉田健一―一杯の天ぷら蕎麦
開高健―永遠に、幸わせになりたかったら
ル・クレジオ―すべては結ばれている
金子光晴―かへらないことが最善だよ
今西錦司―そこに山があるから
アーネスト・ヘミングウェイ―川には鱒がいて
柳田國男―「なにヤとやーれ」の歌声
田部/重治―そこに自由があるから
イザベラ・バード―東北へ、もっと奥地へ
中島/敦―光と風のなかで
大岡/昇平―「留学」作家の孤独
アーネスト・サトウ―時代の空気
笹森/儀助―そのとき南の島では
菅江/真澄―「北」にみいられて
R・L・スティヴンスン―至福のとき
著者等紹介
湯川豊[ユカワユタカ]
文芸評論家、エッセイスト。1938年新潟市生まれ。1964年慶應義塾大学文学部仏文科卒、文藝春秋に入社。『文學界』編集長、同社取締役などを経て退社。2003年4月から東海大学文学部教授、京都造形芸術大学教授を歴任した。2010年『須賀敦子を読む』で読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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