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朝はアフリカの歓び

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163751504
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『神さま、それをお望みですか』から15年。海外邦人宣教者活動援助を精力的に続ける著者が見たアフリカの真実。迫真のレポート。

内容説明

貧しく、汚職にまみれ失職者にあふれた地にも、すばらしく澄んだ夜明けがあった―ある民間援助組織の十五年間にわたる活動を、時にユーモアを交えて赤裸々に描く迫真のルポ。

目次

金を出す側が礼を言う
世界の泥棒たち
砂嵐の下の人間
増築の意思あり鉄筋
豚の町
腐敗した部分
差別の根拠
潮流に抗して
汚職という精神の病気
ファッションと貧困の関係
垂直と水平
神の食卓
私の悪夢
侵入区
精神的貧困との闘い
荒野の白鷺
救急車は牛車
最期の数日
ゆらぐ大地の上で
運命との対面
アフリカに捕らえられる男
ミンドルウの森
市場に住む子供たち
憎しみの払拭との闘い

著者等紹介

曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年、東京生まれ。聖心女子大学英文科卒業。53年『新思潮』同人の三浦朱門と結婚。72年に海外邦人宣教者活動援助後援会(通称JOMAS)を始め、2012年代表を退任。2003年に文化功労者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤井宏

6
海外の日本人宣教師の活動を支援するNGOの代表として、寄付していただいたお金が申請されたとおりに使われているかを現地に赴いて監査してきたという。途上国の貧困、差別、汚職などの過酷な現実に呆然としてしまう。少し前に読んだ大塚啓二郎氏の著作とは別の視点から途上国が描かれている。よりリアルな感じがした。2020/02/07

ジュースの素

5
支援の必要な国への救済活動団体に所属していた曽野さんの 各国の現状や支援の在り方を多方面から問う。特にアフリカや南米など 日本人の我々が想像できない貧困や現状には読んでいてもお手上げ状態とすら思う。 どれだけ支援してもなぜ貧困から抜け出せないのか、大統領や警察など国の幹部と言う人自体が泥棒だという。たとえ何かの設備を作っても、何でも盗まれて売られてしまうようだ。産院に保育器が必要で 日本から空輸で送った時、そのダンボール箱が欲しいと言われ、それは子供が寝る時、雨に当たらないように掛ける為だった。2016/02/13

めっかち

3
 アフリカの現実を見た。綺麗事ではすまない、凄まじい現実だ。

Roti

2
ボランティア事業活動に取り組む責任者としての活動の難しさと、貧困で苦しむ国々での実情と、そこにたずさわる人々のことを綴ったエッセイ。如何に集まったお金を安全にもれなく使うか?という点に注力をそそぎ、現場で本当に有効に使われているのかを、現地に赴き確認を続ける。題名に惑わされる感あるが、悲惨で矛盾と不条理な世界を目の当たりにするなか、パンドラの匣から出る最後の「希望」的な意味合いで付けた題名だということで納得する。2014/01/25

もぐを

2
考えさせられた。厳しい。2012/07/04

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