はなちゃんのみそ汁

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163749303
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

癌で余命わずかな母が、5歳の娘に遺したもの。「食べることは生きること。たくましく生きて」。生前のブログと、夫の手記で綴る感動作。

内容説明

はな、毎朝のみそ汁つくり、がんばってるよ。天国のママとの約束だからね。「朝日新聞」「24時間テレビ」ほかで大反響。人気ブログ「早寝早起き玄米生活」の一家の物語。

目次

第1章 乳がんと結婚と
第2章 命がけであなたを産んだ
第3章 食べることは生きること
第4章 全身転移
第5章 「ママ、おっぱい、ちょきんって切られたの?」
第6章 遺していく娘との約束
第7章 最期の日々
第8章 はなちゃんのみそ汁

著者等紹介

安武信吾[ヤスタケシンゴ]
1963年9月11日生まれ。福岡県宮若市出身。下関市立大学を卒業後、西日本新聞社に入社。久留米総局、宗像支局、運動部の記者を経て、現在、企画事業局ソーシャル事業部で地域創造プロジェクト「NEWS cafe」を担当

安武千恵[ヤスタケチエ]
1975年1月28日生まれ。長崎県大村市出身。福岡教育大学大学院(声楽科)を修了後、北九州市の明治学園小学校に音楽教諭として勤務。がん闘病中にブログ「早寝早起き玄米生活」を立ち上げ、人気サイトに。タカコ・ナカムラWhole Foodスクール福岡校の初代事務局長。2008年7月11日、死去

安武はな[ヤスタケハナ]
2003年2月20日生まれ。福岡県福岡市出身。玄米和食の給食で知られる高取保育園を卒園(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

74
若年性の乳がんに侵された千恵さん。左の乳房を全摘し、抗癌剤の副作用で卵巣が機能しなくなり、子どもは無理と思っていたのに奇跡的に妊娠。妊娠・出産は癌の再発や進行を促すため、千恵さんは出産を恐れた。父の「死ぬ気で産め」という言葉に背中を押されて出産を決意。命がけで産んだ娘のはなちゃんは何物にも代えがたい宝となった。辛い闘病生活の中でも明るく強く生きる千恵さんの生き方が素晴らしい。「早寝早起き玄米生活」でガンと戦う。食べることは生きること。途中で袂を別ってしまったようだが、作中のブラックジャック先生に興味津々。2015/09/16

AKIKO-WILL

67
ある番組でやっていたのを見て母が購入した本!20代で乳がんになり、その後、結婚・出産とまたのガン再発。生まれてきたはなちゃんの為に必死で生きようと頑張る千恵さんとそれを支える夫。5歳でエプロンを買い、料理を教える千恵さん。自分が居なくなった後も一人で何でも出来るように!と厳しくもはなちゃんに教える姿には胸がいっぱいになります!ガンになり、気づいた。食が体をつくるのだ。食が命をつくるのだ、と。その気持ちは、ちゃんとはなちゃんに受け継がれ、毎朝はなちゃんが味噌汁を作る。とても大切な事を気づかせてくれる本です。2013/08/25

またおやぢ

64
生きること、生き続けること。生き続ける為に最大限の努力をすること。そして『家族と散歩をする。家族と食事をする。家族と買い物をする。家族と昼寝をする。そんな、家族と過ごす他愛のない日常の中に、幸せがあるのだ』と気づくこと。そして、命を全うすること。こうやって、人間は生命のたすきを繋いできたのかな。子供に限らず、人間に必要なのは「自己肯定感」であり、自分の居場所を見いだすのは“誰かに愛された”という経験と記憶にあるのだよな…なんて考えていたら、涙が溢れて止まらなくなった。愛し愛されて生きる事の意味を知る一冊。2016/03/09

ねむねむあくび♪

51
職場の方からのお奨め本。癌との闘病の本。涙をこらえながら読了。一人娘の、4歳のはなちゃんの手書きのお手紙で早くも泣いてしまう…。千恵さんのご冥福と信吾さんの健康と、はなちゃんの健やかな成長を祈らずにはいられません。2013/03/14

こりんご

49
先日『金スマ』を見た時に、はなちゃんがおみそ汁を作るために出汁用の鰹節を削るところから始めていてびっくり。その慣れた姿が簡単顆粒だしに慣れている身にはぐさりと刺さりましたが、生まれた時からそういう光景が当たり前だったんですね。「勉強は、二の次でいい。健康で、生きる力が身についていれば、将来どこに行っても、何をしても生きていける」自分ががんなら将来ムスメもなる可能性がある、今できるだけのことを教えておきたい。そんな千恵さんの思いと、出来るものなら生き続けたいと辛い治療に耐える様子が痛いほど伝わってきました。2013/01/11

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