137億年の物語―宇宙が始まってから今日までの全歴史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 506p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784163742007
  • NDC分類 450.2
  • Cコード C0098

内容説明

137億年の歴史を42のテーマで語る。歴史を点ではなく、つながりで考える。西洋が中心ではない。アジア、南アメリカ、少数民族、イスラム、等々多元的な視点で理解する。地球的な規模で人類の文明も相対化する。豊富なイラストと写真で旅するように歴史を感じる。科学と歴史、その接点を考える。

目次

第1部 母なる自然―137億年前~700万年前(ビッグバンと宇宙の誕生;生命はどこからきたか;地球と生命体のチームワーク;化石という手がかり;海は生命の源;生命の協力体制;進化の実験場;恐竜戦争;花と鳥とミツバチ;哺乳類の繁栄)
第2部 ホモ・サピエンス―700万年前~紀元前5000年(冷凍庫になった地球;二足歩行と脳;心の誕生;人類の大躍進;狩猟採集民の暮らし;大型哺乳類の大量絶滅;農耕牧畜の開始)
第3部 文明の夜明け―紀元前5000年~西暦570年ごろ(文字の発明 シュメール文明;王は神の化身 エジプト文明;母なる大地の神;金属、馬、車輪;中国文明の誕生;仏教を生んだインドの文明;オリエントの戦争;ギリシア都市国家の繁栄;覇者が広めたヘレニズム文化;ローマ帝国の繁栄と衰退;先住民の精霊信仰;コロンブス以前の南北アメリカ大陸)
第4部 グローバル化―西暦570年ごろ~現在(イスラームの成立と拡大;紙、印刷術、火薬;中世ヨーロッパの苦悩;富を求めて;大航海時代と中南米の征服者たち;新大陸の農作物がヨーロッパを変えた;生態系の激変;ヨーロッパ人は敵か味方か;自由がもたらした争い;人類を変えたテクノロジー;白人による植民地獲得競争;資本主義への反動;世界はどこへ向かうのか?)

著者等紹介

ロイド,クリストファー[ロイド,クリストファー][Lloyd,Christopher]
1968年、英国生まれ。ケンブリッジ大学で、中世史を学んだ後、サンデータイムス紙の記者となる。新聞では科学と工学を担当し、文系、理系双方から物事を見る目が養われた。2000年に、教育専門出版社に転職。2010年に、出版社What on Earth Publishing Ltd.を起業した

野中香方子[ノナカキョウコ]
翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 5件/全5件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

WATA

53
興味ある部分を拾い読み。「ビッグバン」から始まって、「プレートテクトニクス」「ミトコンドリア」「恐竜」「人類の誕生」「車輪の発明」「ブッダ」「大航海時代」「プラスチック」「社会主義」「グローバル化」に至るまでの時代の変化を一度に見れるのはこの本ならでは。地球科学・生物学といった科学的分野と、思想史・文化史・政治史といった歴史学的分野とがバランス良く1冊にまとまっている。もともと著者が小学生の息子・娘のために書き始めた本なので、表現もわかりやすい。2014/04/02

トムトム

33
大まかに流れが分かる。勉強になった。人類の歴史は情報が多くて疲れてしまった。でも知っておいて損はない。すっごい暇だったら、世界地図にできごとを書き込んでいくと楽しいかもしれない。そっか、イランはササン朝ペルシアか!アラビアンナイトはセクシーな衣装なのに、アラブ首長国連邦は肌の露出が基本ダメ。いつからなんだろう?2019/07/24

B-Beat

29
◎面白かったけれど。宮本輝さんの本に歴史年表や地球儀を眺めて日本の歴史や日本の位置や広さを例えば中国やアメリカのそれらと比較してみるといろいろ想像を掻きたてられて退屈しないと書かれていた。そんな流れで読んでみたが、なぜか137億年を1日24時間のスパンで眺めていた。正直いってそこが不満。各ページに23:39:59とかの表示があるが、したがって4分の3超のページが23:59:59内の出来事として記述されていた。人類の歴史なんて宇宙の誕生から現在までのスパンではほんの一瞬だと強調したいのかもしれないけれど。 2013/06/18

ふろんた2.0

28
本が大きくて持ち歩けず、しかも横書き2段組みでお借りしている本にも関わらず、読了に半年もかかってしまった。飛ばし読みしたところもあるけれど、もっと掘り下げて調べてみたいところもかなりあったので、良書だと思う。2016/05/08

kirinsantoasobo

26
図書館本。昨年末に「138億年の物語」が新たに出版された時に、この本の存在を知りました。作者が自分の子供たちのために書き下ろしたものがきっかけで生まれた本というだけあって、分厚くて長いのですが、とても分かりやすくまとめられていて読みやすかったです。地球の歴史を24時間とすると、人類のはじまりは残り20秒足らずで、さらに文明が誕生したのは残り0.1秒だそうです。この0.1秒の中で急激に自然を破壊して争いを繰り返しながら生きている人間はどうなのかと考えさせられます。138億年も図書館に入ったら読みたいです。2024/01/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5249211
  • ご注意事項

最近チェックした商品