出版社内容情報
お見合いツアーで結婚した日本人の夫に熱湯を浴びせ、インスリンを注射した中国人妻の獄中手記300枚をもとに事件の真相に迫まる。
内容説明
集団お見合いツアーで結婚・来日→ナンバー1風俗嬢→殺人未遂で逮捕・服役。獄中手記300枚入手!彼女はなぜ日本人の夫に熱湯を浴びせ、インスリンを注射したのか?衝撃のノンフィクション。
目次
プロローグ 面会
第1章 「結婚に愛はありませんでした」
第2章 殺人放火事件で何かが崩れだした
第3章 すれ違い
第4章 火傷
第5章 震える手でインスリンを…
第6章 性風俗そして逮捕
第7章 争点
第8章 中国の故郷
第9章 「自家人」
第10章 日中見合い結婚事情
エピローグ 苦悩
著者等紹介
田村建雄[タムラタテオ]
1950年茨城県生まれ。茨城県の地方紙(常陽新聞社)記者を経て、週刊誌専属記者に。その後、フリージャーナリストとして、月刊誌、週刊誌、夕刊紙などに、政治、社会問題ルポを中心に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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澤水月
6
08年刊行の新潮「黒龍江省から来た女」(http://book.akahoshitakuya.com/cmt/24856773)の筆者は激しく被告(当時)に不信感を抱かれ、手記を手にする事は出来なかった…のだがその裏で実は文春系?のライターが後半に被告の義兄を呼ぶため奔走したりと信頼を得たためか、手記を入手!「お前に注射したくないが、しかし、注射をせざるを得ない気持ちをお前はわかってくれますか。私はお前を怨んでいます」…カタコトが却って怖い。11年4月発行の本書では植物状態だった夫の死も触れられてる…2013/01/22
nori
5
Who is the woman in cover page with shocking title? Author was got with pressure from brother of victim? It look that author position was pretended as neutral but it was failed because of complicity of it. One of worst report of criminals by foreigners.2020/12/10
garth
5
自己正当化が甚だしくあまり信用できない犯罪自体の描写と、風俗時代の話「わたしは健全な肢体を持ち、身長は158cm、バスト88cm、ウェスト57cm、ヒップ88cm。比較的小柄で美人ではないですが年齢よりは若く見える顔と豊かで長い髪を持っています。こうした容姿は、なぜか、日本の男性に喜ばれるようです」とのギャップにやられる。詩織の選択に同情はできないが、やはり、(自ら望んだこととは言え)人身売買に近い状況での来日はやはり哀れ。2011/05/06
磯吉
4
事件さえ起こさなければ、国際結婚独特の問題はあるとはいえ、妻の不満も夫の暴言も、どこにでもありそうな話。妻側の証人として裁判の為に来日した妻の義兄の人の良さとか、被害者の弟の、兄嫁憎しの気持ちはわかるけど、ちょっと疑問の残る決めつけ証言とか、当人以外の人の事もいろいろ考えさせられる。取材内容はもっと踏み込めただろうに、浅さと中途半端さがあります。2014/08/08
n75
4
事件のルポを読むのは、報道されない犯人自身の言葉にどれだけ真に迫れるかということだと思うが、この事件について真実らしき片鱗はほとんど見えてこない。言葉の壁、文化の壁、国民性の壁、いろいろなことが考えられるだろうが、現在の日本において外国人の犯罪がこれだけ増加しているからには、単純に壁と言って一蹴できることではない。筆者は有・無罪のどちらのバイアスも持たず中立で取材することが大事だとは思うがこれだけ茫漠としていると結論として何と言っていいものやら…。2014/03/19
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