ユニクロ帝国の光と影

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163737201
  • NDC分類 673.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

馴れ合い、お膳立て一切なし。ユニクロの真の姿に迫る。執行役員が次次辞めるのはなぜなのか? なぜ、正社員が一割しかいないのか?

内容説明

「努力します」「考えます」は許されない。総崩れの日本企業のなかで、唯一気を吐く柳井正率いるユニクロ。だが、これまで、独自調査によって柳井経営を精査したメディアはなかった。なぜ、執行役員が次々と辞めていくのか?なぜ、業績を回復させたにもかかわらず、玉塚元一は、追い出されたのか。なぜ、中国の協力工場について秘密にするのか?柳井正の父親による桎梏とは何なのか?誕生の地・宇部から、ユニクロ躍進の秘密を握る中国へ、そしてライバルZARAの心臓部スペインへ。グローバルな取材であぶりだす本当の柳井正とユニクロ。

目次

序章 独自調査によってメスをいれる
第1章 鉄の統率
第2章 服を作るところから売るところまで
第3章 社長更迭劇の舞台裏
第4章 父親の桎梏
第5章 ユニクロで働くということ 国内篇
第6章 ユニクロで働くということ 中国篇
第7章 ZARAという別解
第8章 柳井正に聞く
終章 柳井を辞めさせられるのは柳井だけだ

著者等紹介

横田増生[ヨコタマスオ]
1965年福岡県生まれ。アイオワ大学ジャーナリズムスクールで修士号。93年に帰国後、物流業界紙『輸送経済』の記者、編集長を務め経済の水脈とも言える物流から企業を調査・評価するという技術と視点を身につけた。99年10月にフリーランスに。05年に発表した『潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの光と影』ではアマゾンの物流センターで半年間実際に働き、ウェブ時代における労働の疎外を活写して話題になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

341
ユニクロの内部事情がよく書かれた一冊。その本で訴訟が巻き起こっているほどの本なのでどんなのか興味があって読んだが、ユニクロの功罪を的確に指摘している印象をうけた。逆にこれまでメディアがいいところのみを指摘してたのが異常だったような気もする。社員も降格とかを気にせずに自分のペースでやれば長く付き合えるような感じだが中々難しいのだろうな。2016/06/25

W-G

282
順番が前後したが読んでみた。フラットな目線を装ってはいるが、柳井社長の人格批判を匂わせたり、その父親の裏社会との繋がりの書き方など、有名人に乗っかって一儲けしようとする浅ましさも感じてしまう。某ビジネス系ユーチューバーが炎上して、ハイエナのような便乗動画が乱発されている最近だから余計にそう感じる。ただ、柳井社長があまり関わりあいになりたくないタイプの人間なのは間違いなさそう。企業の発信するイメージと現場の実情の解離が描かれているが、後々こういうところは致命的になりそう。行動力や意志の強さは凄まじいと思う。2021/01/20

それいゆ

79
かつて私の中にあったユニクロ製品のイメージは、「オリジナリティのない安物」です。「ユニばれ」が恥ずかしい感覚がありました。野菜市場に進出したあたりから、この会社は大丈夫なのか?と心配しましたが、いつの間にか業績は急成長して、ユニクロはブランド製品になりました。柳井社長は、ソフトバンクの孫社長や楽天の三木谷社長とイメージが重なり、私は好きにはなれません。この本のとおりだとファーストリテイリングはとんでもないブラック企業です。柳井正退陣後の未来が見えてきません。ダイエーの二の舞にならないかと危惧します。2014/11/19

メタボン

29
☆☆☆☆ 良くこの本出せたなというのが感想。柳井正に良く斬り込んだ。アパレル業界の中では給料払っている方だというが、店長たちにしてみればブラック企業そのもの。そうは言ってもやはり柳井正は長者番付1位になるだけのカリスマ性はある。個人的には人が生き生きと働けない企業は駄目だと思う。色々思うことはあったが、面白かった。2015/12/08

mazda

27
サービス業、小売で成功しているところは、どの会社でも似たり寄ったり。派遣、バイトを雇う、工場を海外にシフト、原材料を大量一括購入で安く仕入れる。株主価値を高めるためには仕方ないのかもしれないが、それで経営者として評価されてしまうのもどうかと…。個人的には、父親の話や、父親との関係などが面白かった。2013/08/22

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