出版社内容情報
春は山菜、夏はうなぎ、秋は座敷で鍋、冬は山奥で熊料理! 飽くなき好奇心と胃袋で旬の味を探し求めた、絶品食べ歩きエッセイ。
内容説明
きゅるるるーっとお腹の虫が暴れ出す。飽くなき好奇心と胃袋で“いまの味”を探し求めた絶品エッセイと漫画のおいしい競演。
目次
春を探しに
それゆけ!きょうもビールがうまい
夏まっ盛り。食べるぞ、うなぎ
池袋で中国東北旅行
いただきます、社員食堂
いつもこころにオムライス
座敷でゆるり
サンドウィッチは銀座で
冬を惜しんで、ひとり鍋
熊を食べにゆく〔ほか〕
著者等紹介
平松洋子[ヒラマツヨウコ]
エッセイスト。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食や生活文化を中心に広く執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞
谷口ジロー[タニグチジロー]
漫画家。1947年、鳥取県生まれ。冒険、動物、文芸と多彩な分野の作品を手がける。『「坊っちゃん」の時代』(原作・関川夏央)で第2回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だーぼう
41
一生における食事の回数、約90000回。真剣に割り振らないといけないなと強く思わせてくれた一冊。ブログに感想を書きました。 2016/10/28
emi
41
平松洋子さんの美味しい外ご飯エッセイ。とはいえ料理の描写に重きを置いているので、ぐぐっとその店の料理の数々に翻弄されました。恥ずかしながら、子供のような味覚の私。大人の味やら通の味やら憧れはするものの、結局無難な定番を食べる小心者であります。そこへいくと平松さんは和洋折衷なんでもござれ。お酒もぐいぐい、珍しい熊でも美味しく食べられて、大変羨ましい。合間に谷口ジローさんの丁寧な料理の絵が、写真よりぐっと美味しそうに見せている。行ってみたいお店はたくさん。誰と何を食べに行こう?考えてたらお腹が悲鳴あげました。2015/10/11
ちよりる
28
図書館本。前から気になっていた平松さんの食エッセイ、やっと読むことが出来ました。読了まで思ったより時間がかかったのは夏バテ気味だったからかしら(笑)季節に合わせて色々な食を楽しめる知識と豊かさが心から羨ましいです。ああ、丁寧に作られた美味しいサンドウィッチが食べたい。黄色い太陽のようなオムライスが食べたい!谷口ジローさんの挿絵というか漫画も楽しめました。続きのステーキは市内の図書館にないようで…文庫本買っちゃおうかな〜。2016/07/19
メイ&まー
24
食べ物エッセイって、ああ美味しそう〜!で、さくっと読み終えちゃうもの、という感じがしてたんだけど、平松さんのは違う。季節の描写から入り、建物や町、空間が目の前に現れるような的確(であろう)な説明、そして湯気や匂いまで漂って来そうな食べ物の様子!以上が、きりっと粋な口調でぴしーっと続いていく。江戸っ子の食事よろしく、だらだらっと読んでいては叱られそう、思わず背筋が伸びる思いでありました。2014/04/05
*asami*
18
春夏秋冬、食べて食べて呑んで食べて…。思わず生唾ゴクリとなってしまうほどどれもこれも本当に美味しそうで、その店に行って味を堪能してみたくなる。サンドウィッチももちろん美味しそうだったが、オムライスとふぐがやばかった!あぁたまらんっ(>_<)2016/05/28