グッドバイバタフライ

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  • サイズ B6判/ページ数 314p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163734507
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本人として初めてヨーロッパとアメリカを制覇したハナエ・モリが満を持して放つ自伝。その栄光と挫折を描きつくす、人間のドラマ。

内容説明

不世出のデザイナーがすべてを綴った自伝。

目次

パリから東京へ
オートクチュール仕立ての秘密
オートクチュールとの出会い
女性デザイナーの目覚め
映画衣裳という名の学校
父と私
東京からニューヨークへ
日本製ドレスのジェット便
冬のニューヨークの思い出
インドと中国の美〔ほか〕

著者等紹介

森英恵[モリハナエ]
ファッションデザイナー。1926年、島根県生まれ。東京女子大学卒業。1950~1960年代前半にかけて日本映画の衣裳デザインを担当。1965年、ニューヨークで初の海外コレクションを発表、1977年から唯一の東洋人としてパリ・オートクチュール組合に属し、活動を展開した。2004年、パリ・オートクチュール界を引退。数多くの舞台衣裳、ユニフォームも手がける。1996年、文化勲章、2002年、レジオン・ドヌール勲章オフィシエを受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜長月🌙新潮部

52
森英恵さんは有名なファッションデザイナーくらいの認識でいましたが実に世界的な活躍をされています。日本人として初めてのオートクチュールのクチュリエ。当時、パリのオートクチュールは24ブランドのみでした。カラーで紹介されているファッションショーの様子は一見の価値があります。2024/12/06

Willie the Wildcat

27
転機の”とき”で振り返る半生。根底に、国、日本人、そしてデザイナーとしての気概。中でも『Madama Butterfly』が掛詞的で印象深い。哲学の「バランス感覚と和」が築く信用と人脈。シャネル氏が仕事への”目覚め”、松本氏が同志であり同士。民事再生適用で陰ることのない生き様。先人の拓いた道。Professionとして遺した結果は無論のこと、人としての言動、開拓者としての心意気に敬意!蛇足ですが、洋服は”肩”なんですね。2014/10/15

おかむら

23
去年96歳歳でお亡くなりになった森英恵が2010年に出した自叙伝。表参道にビルあったなあ、タオルとかスリッパとかなんでも蝶だったな、JALの制服作ったよな、とか、ま、知ってはいるけどあんまり興味なかった森英恵。スゴイ人だったわ。中年以降に超エネルギッシュ!スゴすぎてたぶん朝ドラ枠に収まらないな。昭和30年代の日本映画200本(驚きの有名作品ばかり)の衣装デザインは森英恵だそうです。NHKで「森英恵と映画衣装」って番組作ってくれないかしらん。またはどっか美術館で森英恵回顧展やってくれないかなー。2023/04/11

さと

2
96歳でお亡くなりになった森英恵さんが80歳を過ぎて自身を振り返った自伝。ココ・シャネルのサロンを訪れ、スーツをオーダーした初の東洋人だと知った。シャネルと直接言葉を交わすことはなかったが、職人たちを通じて服づくりの哲学を学ぶ。見せるだけでなく着心地の良い服を、という男性デザイナーには欠けていた視点があったという。オートクチュールに縁のある人生だったらなあ‥2022/08/19

KARA

1
日本から世界を席巻していく森英恵さんの人生の物語。とてつもなく刺激的だった。森さんが初めてオートクチュールサロンのお客になったのがCHANELで、その時の感動が書かれていて、それにどうしようもなく感動した。日本から世界を席巻していくような作品を作りたい。ただただそう思った。2021/06/21

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