子どもたちの放課後を救え!

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163733104
  • NDC分類 379.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

非行や犯罪遭遇率が一番高い放課後。日本には、塾とゲームしかないのか? 豊かな放課後のために立ち上がった若者たちの物語。

内容説明

放課後、今の子どもたちは、どこで何をして過ごしているのでしょうか?空き地や広場でみんなで野球や鬼ごっこ、というのはもう昔の話。塾や稽古事に追われているか、ゲーム遊びに夢中になっているか、そうでなければ、遊び相手もなく孤立しているか―。今の子どもたちは外遊びをせず、どんどん内向きになっていて、放課後、多くの仲間たちと楽しく過ごせる「居場所」なんてないのです。そのうえ親は親で忙しく、かといって、親に代わって見守ってあげる大人もいません。そしてそのことが、学力や学習意欲の低下など、彼らの成長に大きな障害となっています。今こそ、放課後の子どもたちに「豊かな居場所」を!塾やゲームを凌駕する「楽しい学びの場」を!本書は、こう決意して放課後改革に立ち上がった男たちの七年間の軌跡です。

目次

序章 放課後が危ない
第1章 二人のキーマン
第2章 アメリカの放課後改革
第3章 日本にも作ろう!
第4章 次のステップへ
終章 世界中で放課後が変わる

著者等紹介

川上敬二郎[カワカミケイジロウ]
1973年、東京都生まれ。96年、慶應義塾大学経済学部を卒業。同年、東京放送(TBS)に入社。ラジオ制作、ラジオニュースの記者を務めた後、テレビの報道局に移る。社会部記者、夕方のニュース番組デスク等を経て、2008年より「報道特集」ディレクター。2003年4~6月、「米日財団メディア・フェロー」としてアメリカの放課後改革を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

21
自分が子供のころ、今ほどわたしたちはおもちゃがなかった。けれど時間があって、広場があって、危ない遊びもしたけれど怖いこともあったけど、もっともっと町も大人も子供を受け入れてくれていた。下町のコミュニティは本当に暖かいけれど、それでもやっぱり居場所は少なくて、公園ですら子供がゆっくりできなくて…。そんな現実を知ってしまった人の奮闘の物語です。みんなで手をつないでやっていけること…自分も模索中なので読んでいてうなずくところが多かったです。2020/12/02

活字の旅遊人

18
大事。

ゆうゆう

4
ドラえもんのような空き地もなく、公園は不審者ありになると、塾で放課後埋まるのもなんだし、子どもたちの遊び場がないというのはよく分かる。子どもが通っていた小学校には、放課後の遊び場クラブが学校内にあったので、悩むことはなかったが、色んな選択肢があっても良いと思う。アメリカの放課後革命をはじめて知ったが、アフタースクールが輸入されたのかな、とも、ふと思った。どんどん変わっていくんだろうなぁと思うが、子どもたちが、楽しい子ども時代の記憶をもって大人になってほしい。2017/09/17

みかん

1
就職活動。結局給与とか企業の安定性とか、そんなありきたりなところで選んでしまった。「何をするか」が自分の人生になるのだから、仕事はつまり自分そのものだっていえる。だから、子どもに夢を与えられる仕事に従事できれば幸せだったのかもしれない。でも生活するためにお金が必要。踏み込めない。大人になったらもう一回読み直したい。色々思うところがある気がする。2015/12/08

Naoki Shibata

1
「最近の子どもは外で遊ばない。」「放課後は家でゲームやネットサーフィンばかりしている。」というけれど、じゃあ代わりに何をすればいいのと考えたことはなかった。この本で紹介されている放課後プログラムを通してもう一度子どもたちの放課後を考え直すいい機会になった。2015/01/07

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