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出版社内容情報
廃品を利用し、独学で、風力発電をつくりあげたアフリカ・マラウイの14歳の少年。学ぶことの本当の意味を教える感動のノンフィクション。
内容説明
アフリカの最貧国、マラウイを襲った食糧危機。食べていくために、学費が払えず、著者は中学校に行けなくなった。勉強をしたい。本が読みたい。NPOがつくった図書室に通うぼくが出会った一冊の本。『風力発電』。風車があれば、電気をつくれる。暗闇と空腹から解放される。―そしてマラウイでは、風は神様が与えてくれる数少ないもののひとつだ。
目次
魔術の支配する村で
父さんの思い出
ぼくの相棒、カンバ
科学に目覚める
マラウイを襲った飢饉
食べものがないクリスマス
中学校に行けなくなる
待ちに待った収穫
図書室で出会った一冊の本
発電機づくりに取りかかる
電気を起こす風
トラブルと改良
迷信と戦う
教育がチャンスを与える
トライして、やり遂げる
著者等紹介
カムクワンバ,ウィリアム[カムクワンバ,ウィリアム][Kamkwamba,William]
1987年アフリカのマラウイに生まれる。中等学校1年のとき、マラウイ全土を襲った旱魃により、学費を払えず退学する。NPOの図書室で物理を独学し、廃品を利用して風力発電のできる風車を製作、そのことが現地の新聞の目にとまり、2007年には科学者や発明家、起業家の会議TEDグローバルより招聘されスピーチをする。5年の空白の後、中学に復学し、さらに南アフリカ共和国の高校に進学。2010年9月からアメリカのダートマス大学で学び始める
ミーラー,ブライアン[ミーラー,ブライアン][Mealer,Bryan]
ジャーナリスト。テキサス生まれ。AP通信のキンシャサ支局員としてアフリカ報道に従事した経験をもち、『ハーパーズ』や『エスクァイア』などの雑誌に寄稿、ニューヨーク州ブルックリン在住
田口俊樹[タグチトシキ]
翻訳家。1950年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。ミステリーの翻訳に定評があり、翻訳ミステリー大賞シンジケート発起人をつとめる
池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト。1950年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。73年にNHKに入局、東京放送局報道局社会部などを経て94年より『週刊こどもニュース』に「お父さん」役として出演。2005年にNHKを退職後は、フリーのジャーナリストとしてテレビなどで活躍、わかりやすいニュース解説で人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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