出版社内容情報
南青山にある隠れ家のようなフラワーショップ「ル・ベスベ」。スタイリストたちに絶大な人気なのは、なぜ? 店長が綴る花物語。
内容説明
スタイリストたちから絶大な人気を誇る東京・青山の、隠れ家のような花屋「ル・ベスベ」。カリスマ女性店主が綴る、花と日々の暮らし。
目次
1章 「花職人」になるまで―スタイルを育んだ時代(季節のブーケ;引き立て合う色、形 ほか)
2章 オールドローズの名をつけて―「ル・ベスベ」の開店(独立のお誘い;静岡の父 ほか)
3章 託された思いを汲んで―花を贈る人々、飾る時々(一生の記憶に残るブーケ;優しく揺れていたランの花 ほか)
4章 インスピレーションの在り処―花職人のルーツ(箱根のシダの植物採集;コンニャクと盆栽のDNA ほか)
5章 花とともに、時代とともに―理想の花屋(花屋の記憶力;Time,Place,Occasion ほか)
著者等紹介
高橋郁代[タカハシイクヨ]
1955年、静岡県生まれ。フラワーコーディネーター。雑誌や広告で活躍するかたわら、「ル・ベスベ」店主として現在も店頭に立つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
neimu
2
装丁に惹かれて読んだが、あんまりぐっと来る内容がなかった。それなりのエッセイなんだけれど、話の中身に入っていけないのは年を取ったせい? 若い人には「わー、そうなんですね」と素直に読み込めるものなのか。綺麗に花で飾り立てながら、これ以上は企業秘密だから入ってこないでねとだめ押しされながら読んでいる様な気分になってしまった。花を生けることが出来ない、そういう機会を滅多に持たない人間だからだろうか。花は・・・高いし、贅沢品だしね。2011/07/27
穂口
0
花屋の仕事がイメージしやすくなる。でも、店員が10人以上いる花屋ってのはかなり特殊なんだろうな。2017/01/29
hiyoco
0
花店の開業記にとどまらない1冊。妥協しない仕事ぶりや真摯な仕事への姿勢が仕事をしている人なら共感できるはず。サービス業に従事している方や若手の方に読んで欲しい。2016/02/15
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
0
☆×4.0…ある花屋の店主の人が書いたエッセイ。花をデザインするのにもさまざまな視点が必要だということがよくわかりました。本を読んでいるとなぜこのお店がにぎわうのかがよくわかったような気がします。なぜならばお客様の気持ちにたったデザインをしていますしね。個人的にはなくなった方へのフラワーデザインが気になりました。送る時の花もまた重要ですものね…2010/09/01