出版社内容情報
温暖化・食糧問題など身近に迫る環境の激変のなかで人はどう生きるべきか。養老孟司氏を始め５人の英知を結集、わかりやすく紹介。
内容説明
旬の話題・関心の高いテーマについて、毎日多彩な「賢人」をゲストに迎え、２時間じっくりと解説してもらう生放送の報道番組「ＰＲＩＭＥ ＮＥＷＳ」（ＢＳフジ）。好評放送分から厳選したシリーズ第二弾、環境・生命編。
目次
１ 千葉工業大学惑星探査研究センター所長・松井孝典、国際日本文化研究センター教授・安田喜憲が語る「地球視点で考える人類の行方」（地球は太古から“汚染”され続けてきた；気候変動とエネルギー革命；環境・資源問題の決め手は「持たない」こと ほか）
２ 東京大学名誉教授・養老孟司が語る「生き物の目線で捉える環境問題」（昆虫採集を通じて知る自然の変化；単純化できない環境問題；自然と共存する日本の知恵 ほか）
３ 東京工業大学大学院教授・本川達雄、東京大学名誉教授・大井玄が語る「“長寿”が地球を滅ぼさないために」（縄文人の寿命は３１歳だった；“おまけの人生”を上手に生きるヒント；老いとどう向き合うか ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
仮面堂
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(生物多様性について)いまの人は単純化された答えを欲しがりますが、元来、いろんなものがいるのが生き物の世界。それを単純化すると、どうしても安定が悪くなるのです。(中略)もっとも、歯切れのいい話って、ある意味では嘘なんですよ。現実の生き物の世界はものすごく複雑ですから。…環境に関して〈歯切れのいい話〉ゴアの『不都合な真実』を思い出した。2010/12/29
