味憶めぐり―伝えたい本寸法の味

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163722702
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

銀座界隈から下町、さらには京都や故郷の高知まで、人生を豊かにしてくれた美味い店を、滋味あふれるエッセイで綴った一力流美食入門。

内容説明

予約無用、安くて美味くて元気が出る24のお店!下町の定食屋から銀座のレストラン、京都のB級グルメや故郷・高知の懐かしい味覚まで、凡百のグルメ本とは一線を画した一力流美食入門。本山賢司氏のイラストとお店のデータ付き。

目次

文悦先生のシウマイごはん―小洞天(有楽町)
落書きは客の信任投票―シシリア(六本木)
どっしりとしたジャムパン―パン工房中村屋(南砂)
なにを食っても、絶品間違いなし―新雅(江戸川橋)
粋な親方の絶品とんかつ―梅乃(大島)
ふたを開いたときの至福感―釜めし春(浅草)
名は味覚も表す―池田屋(木場)
いまを楽しむ、古き佳き店―愛養(築地)
ちょいづけができる蕎麦―吾妻橋やぶそば(吾妻橋)
横に延びた百貨店―日曜市・一柳さんの店(高知市)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

19
1948年生まれの山本氏による外食案内。美味しさの何割かは思い出でできていると改めて思った。高知での少年期、上京後の新聞店住み込みや添乗員の頃、貧しく若い時代に知った味は安価であっても、濃密な記憶に彩られている。素材や調理のクオリティではなく、二度と戻らないその事による味わいがある。池波正太郎を連想させる、優しく丁寧だが素朴な語り口に安らぎを覚える。歳がバレるが、私が幼い頃通ったたこ焼き屋は4個10円で、4個用の可愛らしい経木の舟で渡してくれた。久々にそんな事を思い出した。2017/01/27

itijiku

5
食いしん坊なんですね。思い出と食べ物が重なるなんて・・・おししそうな描写がいっぱいです。2010/08/23

まさちゃん

2
一力さんの思い出の食!結構いろんなところを食べ歩いているのだなとびっくりです。庶民的なお店から資生堂パーラーのようなところまで。自分ではなかなかいけないところは、本の中でじっくりと味わいましょう。2015/11/24

むつこ

2
時代小説の中の料理の描写に定評があるのは聞いていたが、まさかケチャップ味が大好きとは驚いた。団塊世代の「洋食」の思い出話と今も変わらぬ味と人情。よだれものです。2013/04/14

yutusbochan(yasuhiko.utsubo)

1
「本の話」に連載、山本一力さんが訪れた24の飲食店を描くエッセイ。その時代の山本さんの暮らし振りが、いかにも美味しそうな数々の料理と共に描かれる。御馳走様でしたと言いたくなるような料理はほっこりするものです。。2020/10/08

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