出版社内容情報
私が最後に見た白の色は、氷の色ではなかったかと思う──。幼い時に視力を失った著者のみずみずしい感性が光る、四季を綴るエッセイ。
内容説明
音、匂い、手触り、味の四感で、季節を味わうエッセイ集。
目次
冬(冬を聴く―冬の夜の音;冬を食べる―スウィーツで乾杯 ほか)
春(春を聴く―私の春告げ鳥;春に触れる―野草を摘みに ほか)
夏(夏を食べる―涙のお寿司物語;夏を聴く―「私の滝」 ほか)
秋(秋を聴く―驚きの音さまざま;秋の匂い―大きな香り、小さな香り ほか)
著者等紹介
三宮麻由子[サンノミヤマユコ]
東京生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒業。同大学院博士前期課程修了。外資系通信社勤務。エッセイスト。2001年、『そっと耳を澄ませば』で第49回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。2009年、点字毎日文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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