出版社内容情報
10年半、宮内庁侍従長の要職を務めてきた著者。「側近中の側近」が、知られざる両陛下のお人柄と日常、ご家族への思いなどをはじめて明かす、決定版ともいうべき貴重な記録。
内容説明
いちばんの側近が、宮中での日々を綴った貴重なる回想録。
目次
素顔の両陛下
皇居における行事と儀式
陛下のお祈り
陛下とハゼの研究
外国ご訪問と国際親善
人々に「心を寄せる」ということ
国の内めぐりきたりて
さきの大戦
沖縄県民の苦難を思い
天皇家の冠婚葬祭
皇后さまの伴奏
著者等紹介
渡邉允[ワタナベマコト]
昭和11年東京都生まれ。東大法学部卒業後、34年に外務省入省。駐ヨルダン大使、中近東アフリカ局長、儀典長などを歴任。62年には、天皇皇后両陛下(当時は皇太子同妃両殿下)の訪米に随従。儀典長だった平成6年には両陛下の欧米訪問に随行した。7年に宮内庁に移り、式部官長を経て8年12月に侍従長。19年6月に退任し、現在、侍従職御用掛(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
106
侍従長を十年間務めた著者の仕事内容というか陛下を近くで見た方のまとめ。所々に陛下のご意思が伝ってくる内容で興味深い。2014/01/31
ゆき
6
天皇って凄いですね。日本そのものだから下手にあれこれ口出しできないのもきっと歯がゆいでしょうね。小さいときに大きくなったら何に成りたいという問いに対して「天皇になる」と答えられたというエピソードは印象的でした。何者でもなく天皇にしかなれないんですよね。海外の方から徳川幕府の子孫が今はどうなっているのかの問いに直ぐに答えられた事や、研究者でもある天皇がシンポジウムで公演をされたりしているなど、知らなかったなー。それよりも行事の多さにうんざりしました。凡人で、努力すれば何者にでもなれる人間で良かったです。2014/04/23
モンブラン
4
「陛下は必ず座って判断をされる」「陛下は前例を必ず確認されるが、前例を無条件に踏襲はされない」等々、筆者の目を通じた陛下の御信念に心動かされた。2013/07/09
犬養三千代
3
今上陛下 美智子皇后陛下の人となりがよくわかる一冊。神戸空港にお着きになったとき 一人一人と目。合わせて下さったことや寒いにも関わらず(薄いストッキングだけ)ゆっきりと手を振って下さったの皇后さまを思い出しました。2017/05/23
ねええちゃんvol.2
1
★★2011/11/12