新・作庭記

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163713809
  • NDC分類 629
  • Cコード C0095

出版社内容情報

庭作りは芸術だ。最強のガーデニング芸術論!
いかにして著者は庭作りに憑かれ、花を愛するようになったか。庭へ注がれる異常な愛情を克明に綴るガーデニング芸術論。すでに『安曇野の白い庭』をはじめとする著作で、庭作りへの情熱と造詣がひろく知られる著者の書き下ろし。

内容説明

日本最古の庭作り指南書「作庭記」の現代版にして究極の庭作り芸術論。または、作家はいかにして花々を愛で、庭作りに異常な愛情をそそぐようになったか。

目次

作庭は究極の遊びにして至高の芸術
河原で拾った一個の石から庭作りが
庭が生き物だとわかってくる
手に負えない化け物になることもある
余分なものは徹底的に排除する
死んでもいいと思えてしまう風景がある
芝生で覆うのは砂漠化と同じこと
人は選べなくても花は選べる
庭師の理想は自分の庭を持つこと

著者等紹介

丸山健二[マルヤマケンジ]
昭和18(1943)年、長野県生まれ。昭和41(1966)年、「夏の流れ」で文學界新人賞、芥川賞を受賞。昭和43(1968)年以来、長野県大町市に居を構え、創作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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qoop

2
作庭を通して著者の人間観が、自然観が、文学観が余すところなく語られている。妥協のない、反骨心に富んだ視点には姿勢を正される。それでいて所々で笑えちゃうんだから...何気なく手に取ったのだが、スゴい本だった!2009/10/15

nari

0
すでに趣味の域をはるかに超えている著者の庭作り。何年か前にテレビで特集されているのを観たことがあったが、研ぎ澄まされた清冽な美しさに感動したことを記憶している。2013/10/28

chiezow

0
何事にも悲観的、斜め向きな論調なのですが、なぜかぐいぐい引き込まれる、さすが一流作家の文章です。庭に対する思いの変遷、思いそのものがひしひし伝わってきて、庭造りっていいね、そんな気持ちにさせられました。2012/03/31

れん ゆうき

0
こだわりの………って色々あるとは思うけど、庭作りに情熱を傾けてしまってそれが趣味とか息抜きで終っていないところが、すごい! かなり読みにくい文体だけど、少しずつ引き込まれてしまった。2009/10/01

コトノハ小舟

0
自分の感じる美を求めてやまない、硬派の庭をめぐるエッセイ。雑誌を飾る今時のガーデニングとは無縁である。小説と庭が人生の二つの車軸となり、自身の人生を自らの内なる感性に従って築き上げておられる。自分の庭を自分らしくつくりあげていくこと、それは人生にも通じる。自分自身であることを諦めるな! 色々手厳しいが、爽やかである。「ストレスを感じた回数は極端に少なく、翌日の訪れに怯えを覚えたこともなく、毎日が新鮮なときめきに彩られていた」筆者65歳の心境。筆者の小説も読んでみたくなった。

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