コークの味は国ごとに違うべきか―ゲマワット教授の経営教室

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  • サイズ B6判/ページ数 399p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163713700
  • NDC分類 335.5
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ウォルマート、トヨタ、資生堂ほか、多くの実例に学ぶ、ハーバード・ビジネス・スクール人気教授によるビジネスマンのための特別講義。
フラット化した世界では国ごとの違いなどない――そんな「グローバル戦略」の誤りを、最年少でハーバード・ビジネス・スクール教授となった気鋭が正す! 画一的な商品展開を主張する本部に背き、独自商品で成功した日本コカ・コーラ、グーグルがロシア進出で苦労した理由、トヨタの生産ネットワークの巧みさなど、豊富な事例から学ぶ「セミ・グローバリズム」時代のビジネス戦略。21世紀のビジネスのありかたを明快に示す。

内容説明

世界はフラット化し、国境に意味なんてなくなった。これからは市場のグローバル、生産もグローバルに!そんな「常識」をまるまる信じて大丈夫なのか?答えはNO。いまも国境のあちらとこちらに「違い」は生き残っているのだ。“セミ・グローバリゼーション”の世界で勝ち残るためにはどうすればいいのか?一流企業の成功と失敗から学ぶ、ハーバード・ビジネススクールきっての俊才による、ほんとうに役に立つ経営教室。

目次

第1部 フラット化しない世界(コークの味は国ごとに違うべきか;ウォルマートは外国であまり儲けていない;ハーゲンダッツはヨーロッパの会社ではない)
第2部 国ごとの違いを成功につなぐ(インドのマクドナルドには羊バーガーがある;トヨタの生産ネットワークはここがすごい;だからレゴは後発メーカーの追随を許した;IBMはなぜ新興国の社員を3倍にしたか;世界で成功するための5つのステップ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みき

47
グローバル戦略の金字塔と言える本じゃないだろうか。世界が画一的、同質化していると何となく言われている中、まだしばらくはセミグローバルにとどまるであろう事、そしてそんなセミグローバル化された世界下のなか企業はどんな戦略を取るべきなのかを分かりやすく解説がされている。著者の提唱は本社に管理機能を集約するのではなく大幅に現地に権限を移譲し現地化を図ること、そしてどの程度は図るかADDINGという概念で判断すべしとのこと。何年か先、この概念はグローバル戦略の当たり前になってるかもしれない。そのくらい素晴らしい本2023/03/02

ゼロ投資大学

3
CAGE(文化的・制度的・地理的・経済的)の枠組みによって、ある地域で成功しているビジネスが他の地域でも成功するか決まる。2022/07/27

kco

3
2017-10.部長に勧められてよんだが、むずかしかった…。「世界は中途半端で分かりづらくて、だからそれに対応したり利用したりする戦略が必要。」。「ストーリー」で全体が見えた気になったり「べき」論で教条的にしたり、しがち。2017/02/04

taming_sfc

2
メタナショナル化の話をしているのだが、帯にある「コカ・コーラ、グーグル、資生堂、スターバックスほか いかにしてグローバル化に成功し、失敗したか?」の方が、本書の内容を性格に表現している。2018/02/02

呑司 ゛クリケット“苅岡

1
セミ グローバリゼーションを知るために、各国の差異をCAGEで読み解くことを解説している本。2020/09/19

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