秘境添乗員

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163711904
  • NDC分類 689.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

我こそは秘境への旅を専門とする「秘境添乗員」。砂漠の遊牧民、アジアの密造酒村、辺境の仏教遺跡などディープな旅へご案内します。
著者は辺境への旅を専門とするツアーコンダクター。流暢なアラビア語と英語を駆使し、ツアー客と現地の人々との異文化コーディネイターとして、ありきたりの観光地巡りとは一味違う旅行を催行してきました。しかし、なにせ秘境ツアーですから、トラベルならぬトラブルは日常茶飯事。アルジェリアでは治安部隊に銃口を向けられ、中東の砂漠で迷子になり、ミャンマーでは密造酒で酩酊する始末。20年に及ぶ添乗員生活で体験した波瀾万丈、抱腹絶倒のエピソードが満載のエッセイ集です。

内容説明

灼熱の砂漠で迷子になり、アジアの密造酒で酩酊し、標高4000mの峠でヒッチハイク!秘境専門のツアコンが綴る、抱腹絶倒、トラブル続出の旅日記。

目次

第1章 秘境ツアーへようこそ(「第四世界」バングラデシュの旅;アルジェリアは治安部隊がエスコート ほか)
第2章 僕が秘境添乗員になるまで(ホームステイ先は「社会問題の博物館」;エジプト留学で究極の異文化体験 ほか)
第3章 いざ、戦火のイラクへ(隣国ヨルダンで聞いたバグダッド陥落;自衛隊の通訳としてイラクへ ほか)
第4章 ニッポンの秘境・辺境(国内秘境ツアーを始めた理由;秘境添乗員、教壇に立つ ほか)

著者等紹介

金子貴一[カネコタカカズ]
秘境添乗員、ジャーナリスト、英語・アラビア語通訳。1962年栃木県生まれ。元不登校児。高校時代、アメリカ留学のホームステイ先で、初めてカルチャーショックを体験し「異文化間交流」の大切さを実感。エジプトのカイロ・アメリカン大学留学と現地での「日常生活」を通して、7年間、文化人類学を学ぶ。在学中より、観光ガイド、ジャーナリスト、プチ通訳として活動を開始、「秘境添乗員」となる基礎をつちかう。仕事等で訪れた世界の国・地域は100近く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュール リブレ

39
再読、だったらしい。4年前に読んだこともすっかり忘れていた。読み通してみても思い出さない。。ほぼエジプト人。いや、アラブ人。アラビア語を駆使して、ロバにもまたがり、中東を駆け巡り、秘境の旅に明け暮れる。数々のトラブルに見舞われながらもたくましく生き延びて、楽しかったと言わせる実力。一緒に旅してみたい、だろうか?2020/01/25

ジュール リブレ

25
案外、アタリでした。旅に出たくなって図書館から借り出してきましたが、中東を中心に魅力的なツアーの数々。モーセの足跡を辿る旅、ヨルダンやアルジェリアの世界遺産を巡る旅。今は難しそうだな。。。そして、中盤はアラビア語を活かしての通訳・ジャーナリストとしての、湾岸戦争、あのサマワへの自衛隊派遣の時の通訳をされた方なのだとか。帰国後の46歳にして奥様に出会われた話は涙ものでした。さすが文藝春秋の編集です。2016/09/26

湖都

13
アラビア語を得意とし、その辺りの「普通」ではない地域への添乗旅行を得意とする著者の経験談の本。その他、著者の経歴、イラク従軍記、日本での介護等の記録もあり。著者が特異な経験を沢山された人であり、努力をして信念を持って仕事に取り組んできた人であることはわかった。しかし、なんだろう。旅行や異国についてではなく、彼自身の本なのである。タイトルもそうであるから仕方ないが、自画自賛が多い。自分史として身内に読ませるなら良いけど、本としてはどうだろう。2022/03/11

スプリント

9
前半は秘境添乗員としての経験談で後半は生い立ちがメインになります。読む前の想像と内容はやや異なっていましたが面白かったです。2015/06/28

きみこ

9
著者は自衛隊のイラク派遣にアラビア語通訳として同行。他にジャーナリストとしての顔もある。エジプト人になりたいの章では全く知らなかったエジプト人の姿を知り読んでいて面白かった。でも一番興味を持ったのは著者について!もっともっとこの人の言葉に触れてみたいと思った。2013/11/04

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