出版社内容情報
作家の貴重な肉声で語る「青春の記憶」。
中国放送で2006年10月21日から毎週1回、全13回、「阿川弘之青春の記憶」と題した15分のラジオ番組がありました。この貴重なオーラル・ヒストリーの音源をもとに2枚のCDと1冊の本がひとつの函に入ったCDブックが出来ました。志賀直哉を師と仰ぎ、吉行淳之介、遠藤周作らを友とした著者の昭和の青春を自らの声で語った、貴重な記録。
内容説明
生まれ故郷・広島の思い出にはじまり、海軍体験、通信諜報作業の秘話、終戦工作、志賀直哉、昭和天皇、ジョン・スタインベック、遠藤周作、吉行淳之介、北杜夫らとの思い出話の数々、そして旅の楽しみ、『高松宮日記』校閲のことまで、昭和を生きぬいた作家が語る。
目次
広島の思い出
兵科予備学生としての海軍体験
日米情報戦の勝敗
特攻隊の遺書
江田島の教育改革
大和建造の技術と戦後の高度成長
終戦工作を成しとげた海軍の人脈
恩師 志賀直哉のこと
昭和天皇の思い出
ジョン・スタインベックと原爆小説
旅こそ我が人生
遠藤周作・吉行淳之介・北杜夫らとの交遊録
晩年の仕事『高松宮日記』校閲
著者等紹介
阿川弘之[アガワヒロユキ]
大正9年(1920)広島市生まれ。昭和17年、東京帝国大学文学部国文学科を繰り上げ卒業後、海軍に入り中国で終戦。戦後、志賀直哉に師事し小説を発表し始める。平成11年、文化勲章受章。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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