大韓民国の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163703107
  • NDC分類 221
  • Cコード C0098

出版社内容情報

韓国の「司馬遼太郎」ともいうべき知性派教授が、世論の集中砲火にもめげず書いた日本の植民地支配の肯定的側面を描く問題作。

内容説明

韓国内で猛攻撃を受けたベストセラーついに翻訳!親北朝鮮、反日の韓国の歴史はまちがっている。ソウル大教授の歴史学者が書いた本当の韓国の歴史。これを機に「新しい歴史教科書」作りがはじまった。

目次

第1部 歴史への視線(食い違う歴史意識;民族主義のから抜け出でよ)
第2部 文明史の大転換(李朝はなぜ滅んだのか;「植民地収奪論」批判;植民地近代化論の正しき理解 ほか)
第3部 くに作り(「解放」はどのようにもたらされたのか;分断の原因とその責任;建国の文明史的な意義 ほか)

著者等紹介

李榮薫[イヨンフン]
1951年生まれ。ソウル大学校商科大学経済学科卒業。1985年、同大学院において「朝鮮後期土地所有の基本構造と農民経営」という論文で博士学位を受けた。その間、1977年から1982年にかけて芝谷書堂の漢学五年課程を修了した。以後、韓神大学校経済学科(1985~1989)と成均館大学校経済学部(1982~2002)を経て、現在、ソウル大学校経済学部教授として在職中である。経済史学会と韓国古文書学会の会長を歴任し、現在、社団法人落星垈経済研究所の所長を務めている

永島広紀[ナガシマヒロキ]
1969年生まれ。筑波大学第一学群人文学類(史学主専攻・東洋史コース)卒業。九州大学大学院人文科学府博士後期課程修了、博士(文学)。外務省専門調査員などを経て、佐賀大学文化教育学部准教授。専門は朝鮮史学・日韓関係史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mj

15
経済の先生が書いた経済史、歴史の本。この分野の研究は、価値観と区別しにくそうですな。当時の韓国の政権を考えると、このての本の出版が待たれ、許されたんすかね。今こそ更に過激な本を待っておられる韓国の方は少なくないんじゃないすかね。2019/03/06

Shinchan

11
正しく史実に向き合う必要性を韓国国民に訴える本。本の77ページ歴史教科書に対して『私は敢えて言います。このような教科書の内容は事実ではありません。― 中略 ― 教科書を書いた歴史学者が作り出した物語です。』今の韓国では嘘の歴史を教えられてきた人が多数を占めています。これを正すのは容易では無いでしょう。2015/12/24

kenitirokikuti

7
原版は2007年、盧武鉉政権のときに書かれたもの。今年は編著の『反日種族主義』がいろいろ話題になっている。▲序言(鄭大均)から〈韓国人による韓国論にしばしば見てとれるのは独特のナルシシズムで、それは韓国の外で自己形成をしたものには、韓国人に対する敬意をむしろ減退させてしまうものである。韓国には特別な受難の歴史があり、韓国人には特別な道徳心や知性があるなどという発想は、半島の外に住む人間に通用するわけがない。〉本書は保守派の反共ナショナリズムの系譜だが、〈刷新の産物〉で、マンネリではない。2019/09/13

スー

5
日本にとっても韓国にとっても耳の痛い内容です。でも自分は日本は酷い事をした国と教えられたので其ほどではないが、韓国人はそうとうこたえるのではないか。最近韓国では教科書に疑問を持つ若者が出てきているとニュースで見たが、これが広まったらどうなるのか?2016/06/28

yomihajime

3
韓国人がこうした内容の著作を出版したということに敬意を評したい。隣国の言論空間ではこうしたものを発表すれば袋だたきにあうことが必定な空気に包まれているからである。内容的には建国をめぐって正統性で北との屈折した韓国の思い。日本とは180度違う歴史を歩んできた半島の歴史。反日の反日たる所以がわかる。2015/03/05

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