内容説明
「タクシー運転手になります!」売上高日本一のタクシー会社の三代目若社長が突然宣言。でも、最大の弱点は「道を知らないこと」。果たして、激務にどう立ち向かったのか―。笑いあり、涙あり、意外な出会いあり…心温まる奮闘劇。
目次
2007年(私はなぜタクシーに乗るのか;社員へのドライバー宣言;同乗指導でさっそくパニック!;大晦日、いざ出陣!)
2008年(お正月、澄んだ空気のなかを往く;「お客さま、道に不案内なもので…」;車内全面禁煙が始まった;タクシー仁義なき戦い ほか)
著者等紹介
川鍋一朗[カワナベイチロウ]
1970年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了、MBAを取得する。97年からマッキンゼー日本支社でコンサルティング業務に携わった後、2000年、家業の日本交通に入社。専務、副社長を経て、05年、業界最年少の34歳で代表取締役社長に就任。入社当時、1900億円の負債を抱えていた会社を、大胆な経営改革で立て直す。その後も、攻めの戦略で売り上げを伸ばし続ける、いま最も注目される若手経営者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
40
売上高日本一のハイヤー・タクシー会社の日本交通。慶應義塾を卒業し、アメリカでMBA を取得し、帰国後は経営コンサルティング会社で修行を積み、満を持して、6000人の社員を率いる三代目社長が、1ヶ月新人ドライバーとして東京を走った経験がのせられている一冊です。机上の空論ではなく、現場において色々と学んだ姿が伝わってきました。トラブルに巻き込まれたり、道に迷ったり、様々な人に出会ったりと、読んでいて、非常に面白く感じました。社長の熱い思いも伝わってきましたし、機会があれば日本交通を利用したいなと思いました。2017/07/02
おいしゃん
28
日本交通川鍋社長といえば、若くして社長になり大改革を断行したことで有名であるし、学校の先輩でもあるので親近感あり手に取った。 ビジネス書かと思いきや、なんと彼が1か月間フルに運転手として勤めた記録でビックリ。こういう社長なら、今後日本交通を選んで乗ろうかと思わせる本だった。2022/08/29
ごへいもち
22
一気読み。さすがに社長なので方向音痴の運転手として勤務してもモチベーションが高い。1ヵ月限定だからということもあるかも。名門タクシー会社の三代目で傾きかけていたのを再建。しかもマッキンゼーにいたなんてすごい!、と思ったらマッキンゼーでは低空飛行だったらしくてちょっと安心したw。ちなみにこの本に辿り着いた経路は:動画サイト1位のジャパネットたかたver恋チュンが楽しかった⇒日本交通verも見てみた⇒意外に若くてイケメンの社長に興味を持った⇒ウィキで見たら面白そうな本を書いているのに気づいた2013/10/22
Lwsika
12
普段はあまり読まないジャンル。旦那さんの蔵書から。日本交通の三代目若社長(地理音痴)が新人ドライバーとして1ヶ月現場で働いた際の体験談を業務日誌風に書いている。現場を知るためとはいえ社長自らがドライバーになるとは。面白おかしくも仕事に対する真摯な姿勢に好感が持てた。2017/04/18
りょうちん
5
「日本交通」の創業家3代目社長・川鍋一朗氏がタクシー乗務員として激動する現場を、経営者自らの新人体験を通して描いた異色の日誌。「カンブリア宮殿」にも出演した社長で、ぼくとしては「転職先」の候補としても参考にしながら読みました。自社やタクシー運転手の仕事をアピールする色は濃いと思いながらも、現場の臨場感が感じられてよかったと思う。経営者としても人としても見習うべきところがあり、そのモチベーションと志の高さはすばらしい。会社の立て直しにも手腕を発揮し、新しいアイデアを取り入れている点も好感が持てる社長でした。2014/02/21
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