出版社内容情報
その瓦は、文字を使い、一人一人を支配して国づくりをしようとした人々と、自由に生きようとした人々の太古の争いを今日に伝える。
内容説明
大化の改新の本当の意味とは?奈良の大仏に貼った大量の金箔はどこから来たのか?なぜ、桓武天皇は東北に三度も軍勢を送ったのか?律令国家にあって、蝦夷たちになかったものとは?伊勢の斎宮にかかった五色の雲に「いつきのみこ」は何を見たか?小学生から大人まで考古学と歴史学を感動しながら学ぶ本。
目次
出土した焼けた瓦
大化の改新
中央集権国家の膨張
みちのくのやまに黄金の花が咲く
反乱する蝦夷たち
多賀城緊迫す
伊勢の斎宮にかかった美しい雲
桓武天皇
朝廷軍の敗戦
坂上田村麻呂
人々の暮らし
文字をもたない人々
天下の苦しむところは、軍事と造作なり
著者等紹介
石森愛彦[イシモリヨシヒコ]
1958年東京都生まれ。イラストレーター。桑沢デザイン研究所グラフィックデザイン研究科卒。数理生物学者の吉村仁と組み、アメリカの周期ゼミの不思議な生態の謎を数理生物学の大胆な仮説で解いていく『素数ゼミの謎』(2005年)の絵で高い評価をうけた
工藤雅樹[クドウマサキ]
1937年岩手県生まれ。東京歴史博物館前館長。第8回雄山閣考古学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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