内容説明
気遣い、気がきく、気の張り、やる気、気力―。できる人は気配り上手。からだに力がみなぎり、コミュニケーションが活性化する新メソッド。
目次
第1部 場の空気を読む・流れを変える(なぜ気のセンスなのか;場の空気を読む;場の流れを変える)
第2部 「気」の理解を深める―気質・声・日本語(気質を読み解く;からだの「気」を揺さぶる声;日本語と「気」の文化)
終章 「気」と息の文化
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。2001年、“腰肚文化”の復権を説いた『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス)が新潮学芸賞を受賞。暗誦・朗誦を打ち出した『声に出して読みたい日本語』(草思社)が国民的ベストセラーになる。NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」の総合指導も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Tadashi_N
25
気と呼吸と日本語と日本文化は、全て繋がっている!鍛える機会は減ってきた。2016/12/18
chie
19
「気」という目に見えない、捉えどころのないものについて、「摩訶不思議なものでも何でもなく、もっと普遍的なもの」として扱っているせいか何の抵抗もなく読めた。「気」というのは、結局、呼吸をしている生命全体に発生しているのだと思う。そのこと自体すごいことなのだけれど、言葉を編み出した人間は、本当にすごいと思う。そして、SNSの様なところにも気は発生しているのではないかと、独自に思った。気のセンスは、「意識して引き継いでいかなければ、いずれ消滅してしまう。」と危惧されている。伝えてくれる人がいなければ、と思う。2023/02/12
砂王
6
気の流れが、最近、悪いように感じられる。忙しいというのもある上に、相手にそれが伝わって上手くいっていない節も感じる。気は固定的なものではなく、流動的なものだそうだから、良い流れを取り入れられるように意識していこう。2016/09/18
チャー
5
自分の気質を活かすには、自分の気のエネルギーを引き出してくれる場を見つけるという点は、新しいことに挑戦する気持ちを後押ししてくれる。また、場とは一人一人の気の流れの総和という氏の主張は、場の雰囲気を見極め、建設的な話し合いをするために重要な視点であり、今後は意識したい。 昨今はいろんなところで感情を逆撫でする発言が増えているような気がするが、それはなるべく慎むべきという時の考えに強く同意。インパクトがある言葉は感情に訴えやすいが、背景にある意図を見誤らないようにしたい。2020/01/03
Doraneko358
2
気というものについてここまで多彩な考察を交えて解説されている本はないと思った。良い本である。2017/05/10
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