内容説明
うつ病の人を励ましてはいけない。では、うつ病の部下と落ち込んだ部下をあなたは見分けられるか。危機管理のプロと心療内科医の対論による「こころのケア」の羅針盤。
目次
第1章 「心の病」対策の幕は切って落とされた(会社は社員の「心のケア」に取り組むことを法律で定められた;うつ病は“死にたくなる病気”なのです ほか)
第2章 コミュニケーション不全の弊害(うつ病はコミュニケーションに左右される;勝ち組意識が企業の危機管理を危うくする ほか)
第3章 横たわる心の格差社会(みずからを呪縛する“心の亡霊”;外部を知れば肩書から解放される ほか)
第4章 デジタル・ツールと見えない罪の恐怖(メールはコミュニケーション不全を誘発する;インターネットの情報は誰が責任を取るのか ほか)
第5章 心の危機を回避する「鍵」(遺族に忘れてもらうには会社側が忘れないこと;A型気質人間は、自分も他人も不幸にする ほか)
著者等紹介
田中辰巳[タナカタツミ]
リスク・ヘッジ代表取締役。1953年愛知県生まれ。77年慶應義塾大学法学部卒業後、アイシン精機に入社。83年リクルートに転じ、秘書課長、広報課長、業務部長(リスクマネジメント担当)を経て、95年ノエビアに移り、宣伝部長、社長室長を経て、97年に独立。危機管理のコンサルタント業務を手がけるリスク・ヘッジを設立
海原純子[ウミハラジュンコ]
白鴎大学教育学部教授。1976年東京慈恵医科大学卒業。同大内科助手を経て病理学教室で免疫組織学を研究、医学博士の学位を取得。その後、慈恵医大講師を経て、84年日本で初めて女性の健康管理にストレスマネージメントをふまえたクリニックを開設。女性のストレス性疾患の治療にあたる。06年4月白鴎大学発達科学部教授に就任、同大教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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