内容説明
鎌倉・材木座海岸の近くに住む齋藤家に、クー太がやってきたのは20年前のこと。波打ち際で走り回っていたやんちゃな子犬は、あっという間に家族の年齢を追い越し、気がつくと、目が見えない体の不自由な老犬になっていた。「クー太の目となり、耳となって、できるだけのことをしよう」齋藤さん一家の、必死の看病が始まった…。
目次
プロローグ TV番組「老犬クー太18歳」の誕生
第1章 クー太がわが家にやってきた
第2章 喜びも悲しみもいつも一緒だった
第3章 クー太の異変
第4章 老犬介護の日々
第5章 「弟」の旅立ち
第6章 ありがとう、クー太
クー太への手紙
エピローグ 裏切られ続けた番組
介護アドバイス 「獣医師さんに訊く老犬介護のツボ」
著者等紹介
小堺正記[コサカイマサキ]
1965年、東京都生まれ。高校時代、文化祭で劇の演出を手がけたことからテレビの制作に強い関心を抱くようになる。1988年、NHKに入局。「難問解決!ご近所の底力」や「クローズアップ現代」など、主に情報番組を制作。現在、夕方の生活情報番組「ゆうどきネットワーク」のプロデューサーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Tsukino24
1
クー太と先代&先々代の愛犬が重なって涙した。やっぱり我が家にとって愛犬は家族。もちろん、今の愛犬も生涯家族だ。2020/02/02
ココア7
1
我が家にも家族と同様の愛犬がいるだけに、いつか、老犬介護の日が来るかもしれない。 クー太はこの家族に愛されて、幸せだったなあと思った。 最近はペットも長生きする時代。かわいい、だけでなく、家族だからこそ最後まで、面倒をみてあげなくちゃ。そんな覚悟ができました。巻末の介護の心得が参考になった。2014/02/03
たかみ〜
0
ご両親のクー太への手紙でボロボロ泣いてしまった。2024/09/21
きゃる
0
昔の犬はネコまんまを食べて、人間のおやつをもらったりして寿命も短かったなあ。18歳、大事に育てられたんだろうな。写真もフィルムだから、犬を撮る事も少なかった。クー太は沢山の写真があるね。可愛がられていたのが良く分かる。うちも撮っておけば良かった。君達は、あっという間にいなくなってしまうから、でも手触りだけは覚えてる。 2023/07/28