ぼくの血となり肉となった五〇〇冊そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊

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ぼくの血となり肉となった五〇〇冊そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊

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  • サイズ B6判/ページ数 541p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163686806
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

あらゆる知的領域を踏破し、血となり肉となった500冊をはじめて一挙に語りおろす。立花隆の無限大の知的宇宙を大公開する!

目次

ぼくの血となり肉となった五〇〇冊そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊
私の読書日記―2001・3~2006・11(リヒテル、マネー、マリア;肉食、経世会、人磨呂;日銀、ダ・ヴィンチ、浮世絵メディア;金融工学、痴呆、妖怪学;小泉内閣、宮崎駿、弥生人;テロ、ジハード、ハディース;スクープ、恋愛遺伝子、べん毛モーター;朝鮮戦争、今村昌平、KGBマル秘調書;検査値、土門拳、テストステロン;老子、二・二六、日本崩壊 ほか)

著者等紹介

立花隆[タチバナタカシ]
1940年長崎県生まれ。64年東京大学仏文科卒。文藝春秋に入社した後、再び東京大学哲学科に入学し、在学中から評論活動に入る。74年の「田中角栄研究―その金脈と人脈」(「文藝春秋」11月号)は首相の犯罪をあばいて社会に大きな衝撃を与えた。社会的問題のほか科学技術など、その活動領域は広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カブトムシ

21
p136「このとき(宇宙船地球号の構造を諸君に発表)宇宙船のシステムを詳しく調べたことからアポロ計画と宇宙開発に関心が深まって行きました。後にアポロ宇宙船の宇宙飛行士たちにアメリカまで行って取材をして、『宇宙からの帰還』を書くようになる最初のきっかけはこれ(ルネ・デュボス『人間と適応』)を読んだことだと思います。」

カブトムシ

21
血にも肉にもならなかった100冊が面白い。p457「能見正比古といういいかげんな学者が書いた『血液型でわかる相性』という本が大ベストセラーになり、それからこの男が次から次に同系統の本を書きまくった。能見の本は、芸能人など有名人の血液型を沢山例にとることで読者にウンなるほどとおもいこませた。この説をさまざまなマスメディアが何度も取りあげた。その相乗効果で日本人の大部分が信ずるようになってしまったのである。…しかしなぜ人はそれほどいいかげんなものを正しいと信じこんでしまうのか。…」後は、各自お読みください。

hiro-yo

21
とんでもない本に手を出してしまった。今後の本選定のため参考になればと思ったが、立花さんのスケールは質・量とも圧倒的。この中に私に読解できる本はあるのだろうか。2019/08/13

カブトムシ

19
この本には、立花隆さんと佐藤優さんの読書に関する対談があった。私はその感想に、「お二人は、キリスト教にシンパシーを感じておられるようだ」と書いた。その時は知らなかったけど、立花さんは、お父さんとお母さんが、無教会派のクリスチャンで、佐藤さんは、同志社大学で神学を学んだ人だということが最近分かった。立花さんは、前に書いたけど、佐藤さんは、最近、YouTubeでお話をお聴きして、やはり大変な読書人と感じている。知識が豊富な人だと感じているところである。

白義

19
前半のインタビューが立花隆の知的遍歴とその業績、関心の在り処を明確に引き出したものとなっていてとても面白い。宗教、科学、哲学と膨大な諸学をジャーナリスティックな好奇心の赴くままに読んで自らの仕事としてアウトプットした知の巨人の概略を知るのに最適の一冊である。ウィトゲンシュタインへの強い関心、脳科学やサル学など人間の限界と境界への関心が強いのは読書歴からも明らか。多くの古典が紹介される第一部は面白く、読書日記は扱う本の質、量共にまあまあという感じ。珍説好きなのかたまにヘンテコ本が紛れ込んでいるのは微笑ましい2016/12/05

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