内容説明
第54回菊池寛賞受賞!映画コラム100本勝負!21世紀最強のエンタテインメント・コラム。
目次
話のタネ―アメリカ恋愛映画ベスト100
木村佳乃の舞台「恋人たちの予感」
「スウィング!」日本上演の意義
黒澤明の「天国と地獄」を再々見して
俳画とアクション
「ロード・トゥ・パーディション」のポール・ニューマンとトム・ハンクスがいい
四十七年後に見た「青春怪談」と北原三枝
「姿三四郎」最長版の登場
ニコール・キッドマンのファンにおすすめの「バースデイ・ガール」
アメリカ映画第一位の「市民ケーン」にミスがあった!〔ほか〕
著者等紹介
小林信彦[コバヤシノブヒコ]
昭和7年(1932年)、東京生れ。早稲田大学文学部英文学科卒業。翻訳推理小説雑誌編集長を経て作家になる。「丘の一族」「家の旗」などで芥川賞候補。平成18年、第五十四回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
75
2002年から2006年にかけて中日新聞に連載されたもの。アカデミー賞のこと、クリント・イーストウッドのこと、ニコール・キッドマンのことが多く出てくる。男優や女優さんの好みがとてもはっきりしている方だ。嬉しかったのは『下妻物語』を高く評価していたこと。わたしもあの映画は大好き。『パッチギ』も面白いそうなので観てみたい。図書館本2019/04/28
海猫
61
思うところあって再読。これ13年前の本になるのか。けっこう見ている作品が多い。って、参考にして劇場に行ったりレンタルビデオで借りたりしてたから当たり前か。大まかなあらすじを面白そうに読ませるとか、役者の魅力を語る文章など弾んでますな。あと世代的な厚みも感じる。この人のイーストウッド推しは相変わらず。この本では特にニコール・キッドマンの映画がよく出てくる。2019/09/07
こすもす
11
著者はニコール・キッドマンがやたら好きなようです。2015/07/16
FK
6
毎日一編(3ページ)ずつ読む、ということで読了。2002年から2006年まで新聞に連載。その間の封切られた映画も紹介されている。いくつか観ることに。[めぐりあう時間たち][白いカラス][ミスティック・リバー][コールド・マウンテン]。既に観ていたものには、[ビッグ・フィッシュ][アビエイター][クライマーズ・ハイ][ザ・インタープリター][フライトプラン]。 これまでも何冊か、その時々の映画の紹介を読んできているが、目利きというか、相性の良い著者を見つけると、かなりの確率で観たいと思える映画に出会える。2021/02/23
若黎
5
文春文春版だが、検索して出ないのでこっちで登録。積読山から出てきた。映画観ないし、筆者のファンでもないのに、なぜか買ったらしい。でも、面白かった。2023/10/10