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路上の国柄―ゆらぐ「官尊民卑」

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163686004
  • NDC分類 361.78
  • Cコード C0095

内容説明

日本の街角は、ヘンな看板で一杯!社会学者がデジカメ片手に講義する、笑いと怒りの平成都市観察学。

目次

序章 街角に見る看板
第1章 ゆらぐ官の秩序
第2章 無駄な公共事業?
第3章 政治宣伝と社会教育
第4章 溢れ出る官尊民卑
第5章 道路標示と交通ルール
第6章 国と金―税のながれ
第7章 住居表示に見える日本の秩序
第8章 大学の迷路
終章 新しい公共性をもとめて

著者等紹介

藤田弘夫[フジタヒロオ]
1947年神戸市生まれ。1971年慶應義塾大学文学部卒業。1976年同大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。慶應義塾大学文学部教授。専攻:都市社会学、比較社会学。日本都市学会賞受賞。東京市政調査会藤田賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とりもり

2
面白い。単なる路上観察としての看板ウォッチングから、日本に根強く残る「官尊民卑」の意識を炙り出す視点がとてもユニーク。「そこまで言うか」というぐち的な内容もあるが、「都有地立入禁止」に疑問を持たないあたり、自分の中にもこの意識は根強く存在してるんだなと感じた。叙勲欲しさのロビー活動のくだらなさはその通りだと思う。官に認められることがそんなに大事なのか? 何か起こると行政の事前対策を批判するばかりのマスコミや世間にこそ、官をのさばらせる元凶があることを自覚して欲しい。★★★★☆2023/08/23

Uzundk

1
本の題名の通り。若干ぐちっぽい内容。日常の中でおよそ無視しているであろう違和感、変な看板や謎の標語などについて考えて、なぜそんな看板が出来たのかと言うことを考察しその背景である社会の違いを想像する。私も町中を注意しながら歩く方なので散歩感覚の楽しさを感じた。道路の地名とかは確かに面白くて「西東京市」なんか出てくるとどういう意識をしているかよく分かるから面白いよね。日本は官尊民卑というのを著者は何度も繰り返している。全面同意はしないけど誰のためにと言うのをお互いに忘れているのだからそういう事態は起こるよね。2015/10/27

ja^2

1
専門的には無理からぬところもあるのだが、市民目線ではこうなる2010/07/11

yanapong

1
「『お役所仕事の可視化』としての看板」というせっかくの面白いモノが、著者の不平不満の対象にしかなっていない。2011/07/02

numainu

0
評価A2007/02/13

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