内容説明
急逝した著者が、最後に選んだ歌は?追悼・久世光彦。阿久悠、小林亜星、中野翠、松山巖による友情あふれる追悼文を収録。
目次
黒いパイプと胸の振子
東京オリンピック前夜
隣組
白秋の童謡
侍ニッポン
みれん町、おんなの朝
森の水車
草原情歌
黒の舟唄
ベサメ・ムーチョ
カスバの女
夜の銀狐
思い出さないで
“虚の花”の季節
大川栄策の孤独
東京ドドンパ娘
大阪で生まれた女
雪之丞変化
琵琶湖就航歌・女ひとり
我が良き友よ
ラストソングとともに(中野翠)
一体どこに隠れているのだろう(松山巌)
同世代の感慨(阿久悠)
久世光彦さんを悼む(小林亜星)
蓋棺録
著者等紹介
久世光彦[クゼテルヒコ]
1935年東京生まれ。東京大学文学部美学科卒業。東京放送を経て、79年にカノックスを設立、ドラマの演出を手がける。92年「女正月」他の演出により第四十二回芸術選奨文部大臣賞受賞。93年『蝶とヒットラー』で第三回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、94年『一九三四年冬―乱歩』で第七回山本周五郎賞、97年『聖なる春』で第四十七回芸術選奨文部大臣賞を受賞。01年『蕭々館日録』で第二十九回泉鏡花文学賞受賞。06年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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