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食がわかれば世界経済がわかる

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163680200
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

マクドナルドの売り上げ減と日本食ブームは、経済のパラダイムシフトを暗示していた。「食」を切り口に、世界経済の変遷を解説する。

内容説明

200年にわたって世界経済を支配してきた西欧近代文明は、いまや完全に行き詰まり、時代の潮流はアジア復権へと動き出した。では、我々が歩むべき道とは?「ファストフードの衰退」と「日本食の世界的ブーム」、答えはこの中に隠されている。

目次

第1章 英米の世界支配は「食」にあり
第2章 凄まじきフランスの食文化戦略
第3章 世界一豊かだった中国・アジア
第4章 西洋はなぜアジアを植民地化できたか?
第5章 ファストフードの侵略
第6章 史上空前、日本食ブームの理由
第7章 リ・オリエント

著者等紹介

榊原英資[サカキバラエイスケ]
1941年東京都生まれ。東京大学経済学部卒。同大大学院修士課程を経て大蔵省に入省後、ミシガン大学で経済学博士号取得。97~99年財務官を務め、「ミスター円」の異名をとる。慶應義塾大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

44
予想通り面白く読みました。唐辛子がアンデスからポルトガル、日本を経て韓国に伝わったと言う説は面白い。また、ジャガイモをドイツ人が嫌っていたというのは、現在の食生活を考えると驚きである。食も文化と考える国と、資源と考える国との分類は流石の視点と思う。効率と生産性を安全と測りにかける英米の考え方は理解に苦しむ。仏教の伝来元である中国には肉を食べないという仏教の教義が、根付かなく、日本で精進料理の発展の手助けになったと言うのは皮肉でしょうか?これからの日本は食文化でも自信を持って世界に勝負して欲しい。2016/05/29

kubottar

14
食の工業化を何とかしたいのはわかるけど、それがなかったら飢饉が起こる危険性が高くなるし、難しい問題ですね。2013/11/16

ようへい

2
世界史を農業、食料、食文化の側面から捉えた著書。新書よりも分かりやすく書かれていて読むやすいですが、その分グルメな上司が飲み会でうんちく語ってる感がしてしまいました。日本の食文化をもっと発信するとともに、日本人も自国の食文化の良さを再認識しようということですが、一流料理人のお店なんて行きたくても行けないです。涙を流しながらカップラーメンを食べてるんです。2018/04/12

mari

2
自分のテーマが「和食回帰」と定まったこのタイミングで読めてよかった。食の問題を、歴史や世界という幅広い視点から見ることができて、かなり納得できる内容だった。2010/05/02

pddk

1
いや、面白いけど適当すぎないか?断言口調。2009/07/28

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