出版社内容情報
脳科学者の「文学を考えるヒント」。
脳科学者として時代の最先端にいながら、文学をこよなく愛する著者が、「クオリア」という独自の概念を武器に斬りこむ超斬新な文学論。
内容説明
いま注目の脳科学者が「芸術の感動」をわかりやすく解明する。
目次
世界を引き受けるために
クオリアから始まる
可能性としての無限
日常の由来するところ
豊饒の海を夢見て
生きた時間はどこに行くのか
見られることの喜びと哀しみ
「スカ」の現代を抱きしめて
観念世界のリアリティ
複製技術時代
愛することで、弱さが顕れるとしても
真実の瞬間
感じるものにとっては、悲劇として
文学と科学の間に
言葉の宇宙と私の人生
衝突に託された福音